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出掛ける前からジャズ気分:荒武裕一朗 Melodies at the night!

富澤えいち音楽ライター/ジャズ評論家

●公演概要

5月15日(水) 開場:18:00/開演19:30

会場:目黒 BLUES ALLEY JAPAN(ブルース・アレイ・ジャパン)

出演:荒武裕一朗(ピアノ)、里見紀子(ヴァイオリン)、鈴木洋一(ギター)、坂崎拓也(ベース)、力武誠(ドラム)、Guest 青木カレン(ヴォーカル)

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荒武裕一朗 Melodies at the night! feauturing 青木カレン

荒武裕一朗 Melodies at the night! feat. 青木カレン
荒武裕一朗 Melodies at the night! feat. 青木カレン

荒武裕一朗は不器用で器用なピアニスト――。ボクは彼に対してそんな印象を抱いています。

本田竹広の遺志を受け継ぐ武闘派としての面をもちながら、一方ではその幅広い活動フィールドを反映させた豪華ゲスト陣出演によるイヴェント“Music make us one !! ”を企画運営するプロデューサー的な手腕を発揮。ピアノ・デュオをやったかと思えば、メローなヴォーカルの伴奏もガッツリとこなしてしまう――。多彩でとらえどころがないように見えながら、実はそのステージで彼のピアノに接すれば誰もが“芯のあるピアニスト”であることを疑わないという、考えてみればかなり危険な“要注意人物”ですね(笑)。

そんな彼が、“Melodies at the night!”と題して、またなにかを企んでいるようです。ヴァイオリンとギターのクインテット編成というだけでも「?」ですが、そこに新たなジャズ・ディーヴァとして注目の青木カレンをゲストに迎えるという、これまた荒武裕一朗らしい欲張りな企画のライヴ。さてどんな出逢いをプレゼントしてくれるのでしょうか、楽しみです。

ピアニスト荒武裕一朗が、Melodies at the night! と題し、青木カレンをゲストに迎えてBAJに登場! 里見紀子、鈴木洋一、坂崎拓也、力武誠ら、豪華な面々との贅沢なライヴをお見逃しなく!

出典:Melodies at the night! feauturing 青木カレン|BLUES ALLEY JAPAN

荒武裕一朗プロフィール

1974年宮崎市生まれ。

ビクター音楽コンクールで優秀賞受賞。

ピアニストとして都内を中心に精力的に活動中。

学生時代に本田竹広氏のピアノに心酔し、福村博(tb)氏にジャズ理論を師事。

単身NYで研鑽を積み、菊池雅章氏にレッスンを受ける。

これまでにリーダーアルバム6枚を発表。

2008年唯一の日本人として欧州ツアーメンバーとして単身ヨーロッパへ招聘され

オランダ国内をはじめドイツ・ベルギーでのコンサートで好評を博する。

音楽イベント「Music make us one !! 」主宰。

2012年歌手・米良美一と横須賀芸術劇場大ホールにて共演。

2013年1月東京・新国立劇場で芸術監督D.Bintley「ダイナミック・ダンス」音楽監修・共演。

出典:YUICHIRO ARATAKE WEBSITE

青木カレン プロフィール

ジャズ・シンガー。

幼少を海外で過ごし、慶応大学在学中本格的にアーティスト活動を開始。

ライブ・ツアー活動をメインに、BS Asahi TVのジャズ音楽番組のメインキャスト、ラジオのcross fm、Love FM、インターFM、神戸Kiss FM、ラジオ高崎、FM熊本などでナビゲーターを務める。アルバム2作品がジャズ専門誌ADLIBの「アドリブアワード(クラブ/ダンス部門)」受賞。2010年ベストドレッサー賞の新人部門であるベストデビュタント賞を授賞。2011年6月公開の織田裕二主演の大人気映画「アンダルシア 女神の報復」の挿入歌を担当。NHK Eテレ「3か月トピック英会話」~魅惑のスタンダード・ジャズ編~に出演し話題に。2012年夏、初のニューヨーク公演を成功させる。同年秋、フジテレビ系ドラマ「結婚しない」の挿入歌を担当。2012年9月には舘ひろしのアルバムにデュエット曲「銀座の恋の物語」が収録され、NHKの音楽番組SONGSに出演。2012年12月、映画音楽の名曲をジャズ・アレンジしたラブ・ソング集、アルバム「トランキュリティ」をリリース。

現代女性の先導となり、心の癒しとなるメッセージを唱い続ける、今最も美しいディーバ。

出典:青木カレンofficial website

♪荒武裕一郎トリオ in Narita

♪青木カレン/ VOYAGE

では、行ってきます!

音楽ライター/ジャズ評論家

東京生まれ。学生時代に専門誌「ジャズライフ」などでライター活動を開始、ミュージシャンのインタビューやライヴ取材に明け暮れる。専門誌以外にもファッション誌や一般情報誌のジャズ企画で構成や執筆を担当するなど、トレンドとしてのジャズの紹介や分析にも数多く関わる。2004年『ジャズを読む事典』(NHK出版生活人新書)、2012年『頑張らないジャズの聴き方』(ヤマハミュージックメディア)、を上梓。2012年からYahoo!ニュース個人のオーサーとして記事を提供中。2022年文庫版『ジャズの聴き方を見つける本』(ヤマハミュージックHD)。

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