eBaseball2020の登録選手が決定! eドラフト会議
3年目となる『実況パワフルプロ野球』によるeスポーツプロリーグ
3年目を迎えるeBaseballですが、10月17日に今年の戦力を決めるeドラフト会議が行われました。eドラフト会議で指名される選手は、8月に行われたプロテスト オンライン予選、9月に行われたプロテスト オンライン最終選考会で勝ち残った47名から選ばれます。
eBaseballは1チーム4選手の登録ですが、最大2名まで昨年登録した選手と継続契約ができます。今年は埼玉西武ライオンズのみ継続契約選手を取らず、他の11球団は2名の継続契約選手を取っています。つまりすでに12球団48名のプロ選手枠に対して、22名が確定しており、eドラフト会議では残りの26枠を争うことになります。継続契約選手が2名までということは、昨年登録している4選手が全員活躍し、そのままの戦力で戦おうと思ってもできないと言うことになります。つまり、重要な戦力を手放すことになり、他球団はその選手を獲得できるチャンスがあるということです。
eドラフト会議では、継続契約選手を取らなかったチームが1・2巡目の選手獲得の権利があり、継続契約選手を取ったチームは、1・2巡目の選択権をすでに使ったと見なされます。埼玉西武ライオンズのみ、この1・2巡目の選択権を持っており、そのため1巡目で昨年のパ・リーグ覇者である千葉ロッテマリーンズで活躍した町田和隆選手、2巡目でセ・リーグ覇者である東京ヤクルトスワローズの加藤誉士典選手の獲得ができています。
3巡目は、12球団がそれぞれ獲得希望選手を挙げ、競合がなければ選手獲得。重複した場合は、抽選によって選手の入団チームが確定します。抽選で外れたチームは再度、獲得希望選手を挙げ、さらに重複したら抽選を行います。
4巡目は、ウェーバー方式で行われ、昨年度順位が下位のチームから指名が行えます。昨年は読売ジャイアンツが優勝したので、パ・リーグ6位の西武から始まり、阪神、北海道日本ハムと続きます。
今回のeドラフトの目玉となったのは、脇直希選手。昨年のeBaseballでは中日ドラゴンズの選手として活躍した選手ですが、なんと3巡目で5球団が競合。抽選の結果、阪神タイガースが獲得しました。重複した選手は他にもおり、昨年、千葉ロッテマリーンズだった柳虎士郎選手は東京ヤクルトスワローズと千葉ロッテマリーンズに指名され、抽選の結果、古巣の千葉ロッテマリーンズに入団が決定しました。昨年、読売ジャイアンツの選手だった坂東秀憲選手は横浜DeNAベイスターズと読売ジャイアンツが指名。坂東選手の本職が読売ジャイアンツの球団職員だけに、横浜DeNAベイスターズが思い切った指名に出ました。結果は読売ジャイアンツが獲得しましたが、読売ジャイアンツ球団職員の横浜DeNAベイスターズの選手という構造は観てみたかった気もします。
その他に注目となったのが、前田恭兵選手。eBaseball発足前の『パワプロ』日本一で、2年連続でプロ選手として参加していますが、その実力を発揮できず未だ勝利をあげられず。今年もプロテストを勝ち上がり、4巡目でオリックスバファローズに指名されました。村上翔太選手と嶋崎幹選手は、昨年プレイヤー解説としてeBaseballに関わっていましたが、今年は選手として参加しています。特に嶋崎選手は、1年目選手、2年目解説、3年目選手としての参加。一度、選手を外されても復帰できるチャンスがあるところは、eスポーツならではと言えるでしょう。
以下、各球団の登録選手です。
東京ヤクルトスワローズ
大川泰広選手、高良匡史選手、渡部隼人選手、矢吹圭介選手
読売ジャイアンツ
舘野弘樹選手、吉田友樹選手、坂東秀憲選手、高川健選手
中日ドラゴンズ
菅原翔太選手、新井宇輝選手、岡久将吾選手、嶋崎幹選手
横浜DeNAベイスターズ
河合祐哉選手、大茂英寿選手、辻晴選手、山本遼太郎選手
広島東洋カープ
倉前俊秀選手、伊勢家雄次選手、野上隼紀選手、山本慧選手
阪神タイガース
森翔真選手、岸川虎太朗選手、脇直希選手、徳田直也選手
千葉ロッテマリーンズ
下山祐躍選手、清野敏稀選手、柳虎士郎選手、大石直弥選手
オリックスバファローズ
指宿聖也選手、高川悠選手、藤本洋介選手、前田恭兵選手
東北楽天ゴールデンイーグルス
三輪貴史選手、井上将旭選手、荒木颯太選手、村上翔太選手
福岡ソフトバンクホークス
加賀屋颯太選手、平山大輝選手、大上拓海選手、原健四郎選手
北海道日本ハムファイターズ
木滑達也選手、及川裕也選手、佐藤優太選手、岡坂雄大選手
埼玉西武ライオンズ
町田和隆選手、加藤誉士典選手、香川真輝選手、毛利隼也選手