ゴールドカードやプラチナカードを持つと無駄遣いが増えるって本当?背伸びをするのが危険な理由
クレジットカードの中には年会費が数万円単位、中には十万円を超えるようなゴールドカードやプラチナカードがいくつもあります。
私はそうした高額のクレジットカード自体を否定するつもりはありません。そうした高額の年会費のクレジットカードにはその年会費に応じて様々な特典が付帯しており、そうした特典等をうまく活用できるのであれば、その年会費以上の価値を享受できる可能性があるからです。
とはいえ、そうした高い年会費のゴールドカード、プラチナカード、あるいはブラックカードと呼ばれるクレジットカードの特典は基本的にはお金を使わせる仕組みの中で存在しています。
これから節約していきたい、支出を減らして貯金や貯蓄に励みたいという世帯にとっては、いくらお得な特典があったとしてもそうしたクレジットカードを持つことが家計支出拡大≒無駄遣いにつながりやすいです。気を付けましょう。
年会費が高いクレカの特典は基本的にお金を使わせる特典
一般的に年会費が高いクレジットカードでカード会員向けに提供されている特典をざっくりとピックアップしていきます。
- 2名以上で食事をすると1名が無料になる
- ホテルの無料宿泊券がもらえる
- カードを持っていれば空港のVIP向けラウンジが無料で使える
- ホテルグループの上級会員として迎えられ、宿泊時の特典がある
- 海外旅行時の無料宅配サービス、クロークサービス
- 普通は予約ができないようなお店の予約がカード会員向けに開放されている
- カード会員だけが限定で利用できるラウンジある(京都、ディズニー、USJなど)
- コンシェルジュに買い物や予約などのお願いができる
確かに上記のような特典があれば、外食や旅行、それにお買い物などを中心に得ができます。ただし、こうした特典は基本的に飲食や旅行やお買い物をするという前提に立っています。
特典を受けるためにはお金を使わなければならないわけです。
高級クレジットカード会員になることで無駄遣いが増えることも
こうしたプラチナカードやブラックカードなどのカード会員となることで、その特典を使うことが目的になってしまうと本末転倒です。
旅行に行きたいから行く、ではなく無料宿泊特典があるから旅行に行く問ことになるわけです。当然、宿泊は無料であっても食事や交通等々でお金を使うことになります。それがダメだとは言いませんが、特典がなければいかなかったのであれば、その支出分は家計にとってはマイナスです。
もちろん、特典があるから行くではなく行く予定があってその時に特典を使うというような人は別ですね。
背伸びしてステータスカードを取得するのは危険
今回の記事で何が言いたいのかというと背伸びをしてステータスカードを持つのは危険だということです。特典を目的としたカード取得をすると無駄遣い戦略に無事乗せられてしまうことになりますよ。
ちなみに、年会費が高いカードを全面的に否定しているわけではありません。
カード特典がない状態でもそうした外食や旅行などを利用している人にとってはカード特典が重なることでよりお得に、より快適に食事や旅行が楽しめるようになるわけですから全く問題はありません。むしろそうした方はプラチナカードやブラックカードを活用することでQOLが上がると考えています。
一方で、これまでそうした食事や旅行などをさほど利用していないという方は注意です。プラチナカードを取得すればこんな特典が受けられる、それなら利用してみたいな!というようなケースでは高額年会費のクレジットカードを使っているつもりが、使われているということになりかねないという注意喚起になります。
筆者について
しょうこちゃん@ポイント投資家
ポイ活と投資を組み合わせたポイ活投資を実践しているポイント投資家。ポイ活で獲得したポイントや陸マイラー活動で獲得したマイルで家族旅行をお得に楽しんでいます。
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