トレード必至の先発投手は、明日の試合に登板するのか。デッドラインは明後日
ジャック・フラハティ(デトロイト・タイガース)は、7月24日に6イニングを投げ、クリーブランド・ガーディアンズに1点しか取られなかった。自責点はゼロだ。
今のところ、次の登板は、中4日の7月29日が予定されている。こちらも、相手はガーディアンズだ。
だが、フラハティの登板は、取りやめになる可能性も大いにある。
タイガースは、ここまで52勝55敗。ア・リーグ中地区首位のガーディアンズに12.0ゲーム差をつけられ、ワイルドカードの3番手、カンザスシティ・ロイヤルズとは5.5ゲームの差がある。7月28日には、スタメンマスクを分け合っていたジェイク・ロジャースとカーソン・ケリーのうち、ケリーをテキサス・レンジャーズへ放出し、マイナーリーガー2人を獲得した。
ケリーと同じく、フラハティも、今オフにFAとなる。今シーズン、フラハティは、先発18登板で106.2イニングを投げ、奪三振率11.22と与四球率1.60、防御率2.95を記録している。
7月29日に投げた場合、次の登板は、8月3日以降となる。7月29日の登板をスキップすれば、7月30日~8月2日のいずれかの試合で――ほぼ間違いなく、タイガース以外のユニフォームを着て――先発マウンドに上がることができる。
フラハティを獲得する球団からすれば、1試合でも多く投げられるほうがいい。ポストシーズンに進めるかどうかの位置にいるなら、特にそうだろう。
タイガースにとっても、フラハティが怪我に見舞われ、トレードが消滅するリスクを回避できる。7月29日はホーム・ゲームだが、フラハティがタイガースに入団したのは昨オフなので、ファンに対する配慮、例えば、フランチャイズ・プレーヤーとの別れを惜しむ時間、といったものは、なくても問題ないと思われる。
なお、7月29日にフラハティが投げなくても、その代わりに、前田健太が登板することはない。7月28日の試合で、前田は、3回表の無死一、三塁から、7回表を終えるまで投げた。
今年のトレード・デッドラインは、7月30日だ。