【富山市】本格的なベトナムの味がする「ベトナムカフェ1992‘sバインミー&ドリンク」小物も可愛い~
マンテンホテル近くにある富山市今木町の「ベトナムカフェ1992sバインミー&ドリンク」は、ベトナム人が作るバインミーやフォーなどのベトナムの軽食が楽しめるお店です。初めて入店したお店だったので、お店のスタッフの方にメニューの説明をしてもらいながら注文しました。興味深いベトナム料理の話や調味料の話がたくさん聞けたので、ご紹介します。
店内に入り着席すると、テーブルの上にメニューが置かれていました。事前にSNSをチェックしていたので、バインミー(ベトナムのサンドイッチ)を注文すると決めていました。しかし、メニューを眺めていると他の料理も気になってきます。そんな様子に気づいたお店のスタッフの方が、メニューについて説明してくれました。
まずは、バインミーの種類について説明してくれました。中の具は、焼き豚・焼き鳥・チャーシュー・パテ卵揚げ・野菜・サワーソーセージ揚げがあり、伝統のバインミーと1992sバインミーがおすすめだそうです。1992sバインミーは、先ほど挙げた具材が少しずつ入ったバインミーで色々試したい方はこちらがおすすめとのことでした。バインミーは、ベトナム語で「小麦粉の餅」と言います。サンドイッチのパンにもこだわりがあり、フランスパンに比べると外はカリッとしていますがもっちりとして柔らかいパンだそうです。
次に、ベトナムフォーとブンについて聞いてみました。ブンは、ベトナムのつけ麺のような麺料理でフォーと同じく米粉で作られた麺です。夏の暑い時や風邪をひいた際にブンの上におかずを乗せて混ぜ、タレにつけて食べるととても元気になれるメニューと言っていました。フォーは、出汁が効いたスープに米粉の麺が入っている食べ物です。こちらのお店では、どちらのメニューも乾麺ではなく生麺を使用しています。消化に良いメニューなので、体調が良くない時に食べるのがいいそうです。その他にもたくさん料理の説明をしてくれましたが、今回は1992sバインミーとフォーを注文しました。
初めに到着したのは、フォーでした。日替わりの具材を提供していて、この日は、牛肉のフォーの日だったみたいです。一口食べると、生麺と乾麺の違いに気づきます。他で食べたフォーは、麺がサラサラとしていましたがこの麺はもっちりと柔らかめで消化に良さそうな気がします。スープはそのままでも美味しいですが、添えられたライムの搾り汁をかけるとさらに食べやすくなりました。この味変がとても気に入って、たっぷりとライムの搾り汁を入れ爽やかなフォーが楽しめました。
次に運ばれてきたのは、1992sバインミーです。パンが熱々なので、食べると外側がカリッとして具材と合わせると最高のコラボレーションになります。鶏・豚・なます・レバーパテ・パクチーなどをまとめて食べると味がバラバラになりそうですが、全く気になりませんでした。野外フェスなどでよくバインミーが販売されているので結構食べるのですが、ここのバインミーはその中でも上位に入る美味しさです。
バインミーが食べ終わり、食後の甘い飲み物を注文しました。ベトナムコーヒーは、コーヒー豆をフランス式のフィルターで抽出してコンデンスミルク(練乳)を加えた伝統的な飲み物です。メニューには、たくさんのベトナムコーヒーの種類があり悩みましたが「卵コーヒー」というメニューがとても気になりスタッフの方にどんな飲み物なのか聞いてみました。このメニューは、卵を使った甘いクリームが乗せられたコーヒーとのことでした。ベトナム戦争時代生クリームがなかなか手に入らなかったので、卵ならたくさんあるとコンデンスミルクを使って甘いコーヒーを作ったのが始まりだそうです。実際に飲んでみると、濃厚で甘くてとろける美味しさの中にコーヒーの苦味があり絶妙です。「液体ティラミス」と言われているだけあって、スイーツのように楽しめたコーヒーでした。
メニューの豆知識を聞きながらフォー・バインミー・卵コーヒーを堪能しました、色々考えさせられる食事になりました。ベトナムの食事情や戦争の話まで聞けて、中身のあるランチタイムだったと思います。他にも魅力的なワンプレートご飯や軽食にスイーツがあったので、また食べに行こうと思います。
店内には、ベトナムの雑貨なども置いてあり、食事を待っている間に眺めるのもおすすめです。ベトナムのスノードームがとても素敵だったので、お土産に買って帰るのもよいでしょう。海外旅行気分を味わえる場所なので、ぜひ1度訪れてみてください。
名称:ベトナムカフェ1992'sバインミー&ドリンク
場所:富山市今木町5–22
営業時間:10:30〜20:30(火水木)11:00〜21:30(金土日)
定休日:月曜日
SNS:お店インスタグラム