急に春本番のようなあたたかい日が続き、服装の調節に手間取った方も多かったのではないでしょうか。「葛飾にいじゅくみらい公園」では早くも河津桜が見事に咲いており、艶やかなピンク色の花に道行く人々が目を留めています。
（写真はすべて2024年2月20日撮影）

JR／京成線「金町」駅から徒歩で10分ほど、東京理科大学葛飾キャンパスを囲むように、葛飾にいじゅくみらい公園が広がっています。理科大の南側のエリアは、ゆるやかな起伏の芝生地帯に、水路がのびる憩いの場。東南の一角には、歩道に沿って河津桜の木々が並んでいます。

シティテラスモール金町から公園へ向かう交差点を渡ると、濃いピンク色の河津桜の花が目に飛び込んできます。「淡紅紫色」といわれる鮮やかな花は目立ち度抜群。歩道のすぐ近くで咲いていることもあり、道行く人々がスマホを取り出しては、次々に可憐な花の写真を撮っていました。

ソメイヨシノなどと比べると早咲きで、花の期間が長いのが河津桜の特徴。こちらの河津桜の咲き具合は、かなり開花したものから一分咲きのものまで、個体によって多少のバラツキがあります。が、数日中にどんどん咲き揃っていくものと思われます。
歩道を通りかかる人々も「きれいだね」「今年は咲くのが早い！」などと口々に感想を述べていましたよ。

葛飾にいじゅくみらい公園には野鳥も数多くやってきます。華やかに咲いた河津桜の木にはヒヨドリが訪れて、盛んに蜜を吸っていました。「ヒーヨ、ヒーヨ」という鳴き声も可愛く、グレーの羽が桜の花に良く似合います。

芝生の中央を走る水路の周辺には、ハクセキレイが訪れていました。水浴びをしたり芝の下の虫を探したり、元気いっぱい。水と緑が豊かなこの公園ならではの光景に和みます。

歩道沿いの河津桜は、これからますます美しく咲いていきます。お天気が気になるところですが、雨が止んだら、葛飾にいじゅくみらい公園へ足を運んでみてくださいね。ひと足早い春の光景に元気をもらえます。

【関連記事】
【葛飾区】紅梅と白梅の並木が見頃！水元公園の少年キャンプ場前は梅のお花見の穴場スポット（2024/2/17）