【オートバイのあれこれ】最近流行りの「ネオクラ」マシン、ヤマハXSR700を乗ってみた(後編)
全国1,000万人のバイクファンへ送るこのコーナー。
今日は『最近流行りの「ネオクラ」マシン、ヤマハXSR700を乗ってみた(後編)』をテーマにお話ししようと思います。
普段は絶版車の紹介を中心にオートバイの記事を書いている私ですが、今回は試乗インプレッション的な内容をお送りしようと思います。
というのも、私は先般ヤマハの現行モデル『XSR700』をレンタルして仲間とツーリングへ出かけたのです。
高速道路と山間のワインディングロードをメインに500kmほどXSRで走りましたので、今回はその時の感想をシェアさせていただきましょう。
今回は、前編《車体&エンジン》に続き、後編《足まわりついて&まとめ》をお送りします。
◆感想その③. 公道走行に最適化した、ニュートラルな足まわり
足まわり(サスペンションやブレーキ)に関して、個人的に強く印象に残った箇所というのは無く、公道を快適に走れるようセッティングされたニュートラルな仕様に感じました。
ただ、だからといって「もっと個性を!」とか「もっと高性能なものを!」というようなことを思ったことは全然なく、「これで十分だよね」と素直に思った次第です。
私はオーリンズ製のハイグレードサスペンションやブレンボ製のハイエンドブレーキが付いたバイクにも幾度となく乗ったことがありますが、一般ライダーが公道を法定速度+α程度で楽しむ分にはそんなハイスペック装備は必ずしも要りません。
国産バイクに定番の、標準グレード?中間グレード?の足まわりで何ら不満はなく、XSRの総合性能を考えるとむしろベストチョイスな仕様だと感じました。
ワインディングを走ってみても、足まわりがハードだと気を遣いがちですが、XSRの足はよく動いてくれるので、無駄に気張らず楽しく走ることができました。
◆まとめ
結論から言うと、今回XSR700に乗って、私はこのバイクの購入を検討するようになりました(ガチ)。
気軽に乗れるというのが、やはり私にとってはかなり大きな魅力です。
気軽でいて、かつ大型バイクらしいパワーがあり、ワインディング走行も軽快に楽しめる。
ルックスも、ほんのりレトロが香るポップ&カジュアルなデザインで、女性にも認めてもらえそうです。
高級志向、ハイスペック信者の人には物足りないかもしれませんが、そういったトコロを求めていない人であればきっと満足できるはずです。
価格は新車で約100万円。
最近は国産バイクでも200〜300万円がザラですから、XSRで得られる楽しさを考えると、100万円は決して高くないように思いました。
画像引用元:ヤマハ発動機