こんにちは。竹の塚情報局たけトピのNaokoです。
足立区のローカルライターをはじめてからというもの、街について考える機会の多い筆者ですが、今回は街で活動している方にご紹介いただいたカフェがとても素敵だったので、皆さんにぜひ知っていただきたいと思いご紹介します。そのカフェの名は、「子育てカフェeatoco（イイトコ）」です。

お店の場所は足立区関原3丁目の関原通り沿いにあります。普段なかなか通らない道に、こんなに素敵なお店があったとは。

入り口には「おいしいコーヒーとちょっといいコト」と書かれています。ちょっといいコトとは、どのようなことがあるのか気になりますね。

店内は木目のインテリアで隠れ家カフェのような落ち着いた空間です。ベビーベッドも利用できるのは嬉しいですね。

お店のカウンターで注文、会計を済ませてから席でいただきます。

私はチョコが好きなので「チョコバナナサンデー」550円（税込）をオーダー。飲み物は「イイトコブレンド」440円（税込）にしました。飲み物を注文するとサンデーが110円引きになってお得です（※一部除外商品あり）。

食べ物のメニューはサンデーのほかに、ベルギーワッフル、スコーン、チーズケーキなどもあります。食材は「生活クラブ生協」のものを使用していて、ソフトクリームの「もこもこ牛乳ソフト」350円（税込）は牛乳本来の風味を損なわない72度15秒間の殺菌をしたパスチャライズド牛乳で作られています。キッズサイズのキッズソフト250円（税込）もオーダー可能です。

子どもと一緒に利用しやすい店内

子育てカフェeatocoの2階には和室があります。

開業から4年を迎え、今年の2月に畳を新調したそう。1階とは完全に独立したスペースで、レンタルスペースとしても利用できるそうです。

おもちゃや絵本もあるので、子どもと一緒に楽しく過ごせそうですね。

子育てカフェeatocoでみつけた、ちょっといいコト

食事をしながらぼんやりと店内を眺めていると、かわいい雑貨や実用品、古本などさまざまなアイテムが壁面にたくさん置かれていることに気がつきました。その中の1つに素敵なコーナーがありました。それがこちら。

子育てグッズを物々交換できる「ものくる」

子育てで使わなくなった物を持ち込み、持参した数と同じ点数を持ち帰ることができる「物々交換ものくる」。カフェを利用すると無料で物々交換ができます。子どもと一緒に使わなくなったおもちゃを持ち込んで、欲しいものと交換してみるのも楽しいですね。

物々交換をはじめたきっかけ

子育てカフェeatoco代表の阿部直子さんに、物々交換をはじめたきっかけを伺いました。

「お金を使わずに丁寧な暮らしをしている人たちの物々交換のエッセイを読んだことがきっかけでした」と阿部さんは話します。子育て中は家庭や子育ての話が中心になりがちで、自分自信を見つめる機会が少ないように感じている中で出会ったエッセイ。阿部さんはカフェを開く前に自宅で物々交換の場を設けました。使っていた物を人に公開することで、自己開示ができ、人と人との支え合いの魅力に触れることができる物々交換。阿部さんのカフェは「ちょっといいコト」で溢れています。

「知らない路地の映画祭2024」に出演

子育てカフェeatocoに関連した素敵なイベントもみつけました。

「知らない路地の映画祭」は2015年から始まった北千住のアートプロジェクト。見慣れたまちを知らないまちとして捉え参加者が自主映画を制作、手づくりの映画祭で毎年新作上映するイベント。今回は子育てカフェeatocoの2階の和室がロケで使われていて、阿部さんも出演されるそうです。足立区生涯学習センター学びピア21で、2024年4月27日・28日の2日間に開催されますので、気になるかたはチェックしてみてくださいね。

子育てカフェeatocoは日々の何気ない暮らしにちょっといいコトを感じさせてくれる素敵な場所です。お子さん連れはもちろん、大人同士でも、なにか「いいコト」を探しに訪れてみませんか。