【河内長野市】明日は年金支給日。特殊詐欺の被害防止に警戒する、河内長野警察のようじくんをおさらい
偶数月の15日は年金が支給される日です。そのため、河内長野に限らず、15日は年金を支給してもらった人が、銀行のATMで行列を作ります。
しかし、その年金を狙う悪い輩(やから)がいるのも事実。いわゆる「特殊詐欺」というもので、巧妙な手口でだます犯罪集団です。
「騙されるわけがない」と自信を持っている人もあっけなく騙してしまうほどの恐ろしい相手です。とにかく少しでも疑う気持ちを持たないといけませんね。
そのため偶数月の15日には銀行のATMで警察官が警戒にあたるのですが、2か月前に銀行に行くと、警察官と並んで警察の恰好をしたキャラクターが並んでいました。彼の名は「ようじくん」と言います。
ここで、ようじくんの経歴について改めておさらい、まとめてみました。
今活躍しているようじ君は2020年に地元河内長野事業場防犯協会の協力により誕生した河内長野署のシンボルキャラクターです。
ようじくんの「ようじ」とは、河内長野の特産品「つまようじ」からきているとか。そのためよく見ると帽子の下につまようじのように横線が入っているわけですね。
そのほか制帽が河内長野警察署のシンボルマークをモチーフ、ネクタイの色が市の木(クスノキ)の緑色と意外なところにこだわりがあります。
このようじくんのデザインは2019年に行った公募で、河内長野市内の小中高校の児童・生徒が応募したもの(外部リンク)を署員が投票してきめたとか。これは非常に珍しいことだったそうです。
ようじくんの設定としては新米警察官で、「折れない心」を持っているとか。またようじくんの好物があるそうなので紹介しましょう。
- 小山田産の桃
- 楠木正成
- 河内長野市のきれいな空気と水
- 河内長野市民の笑顔
さらに休みの日には観心寺に行くことが楽しみ、嫌いなものは「硬いもの」なのだそうで、これらの設定も子供たちの案から採用されたそうです。
また余談ですが、河内長野のキャラクター、モックルとは友達だとか。
「何か用事(ようじ)はありませんか」と用事がある人を見たらほうっておけず、河内長野市の「安全・安心」のために、いつも用事がないかパトロールをしているそうです。
市の子どもたちのアイデアの結集から出来上がったようじくん。銀行で特殊詐欺の被害を未然に防ごうと頑張っている姿を見ると、詐欺行為に対する用心もですが、ついつい応援したくなりました。