フランス軍 上空を飛んでいても気がつかない「鳥型ドローン」開発 監視や偵察を目的に
フランス軍は開発している鳥や虫のような形をしたドローンを披露した。BIOFLYプロジェクトと呼ばれており、鳥や虫が飛ぶような羽根の動き、音で上空をドローンが舞い、あたかも鳥か虫が上空にいるかのようなカモフラージュで上空から敵地などを監視したり、諜報活動を行ったりすることができる。
カメラを搭載していても50グラムと軽量で、スマホでも簡単に遠隔地から操作して敵陣の様子を伺うことができる。そのため中央の司令塔で監視した様子を確認して伝えるのではなく、戦場や現場にいる兵士でも手元で敵陣の様子をリアルタイムに監視や偵察をすることができる。また移動する敵の様子も上空から気がつかれずに監視しやすい。フランスの防衛イノベーションエージェンシーが投資してフランスのエクス・マルセイユ大学が開発。
この鳥や虫の形をしたドローンはカメラを搭載して監視や偵察を目的に開発されており、攻撃はしないとのことだ。だが開発すれば攻撃用にも簡単に転用できるだろう。
このような鳥や虫のような形状したドローンが大量に人間を攻撃してくるのは脅威である。2017年に公開された「Slaughterbots」という動画では、虫型の小型ドローンが大量に上空から人間を襲ってくる脅威を伝えて、自律型殺傷兵器の開発をやめるように訴えている。
▼「Slaughterbots」
▼フランス軍が開発している鳥型ドローン