【松のや】中華風あんかけをロースかつにかけてしまった町中華にありそうなメニューを食べた
とんかつ専門店「松のや」が、2024年3月13日より発売した「中華風あんかけ」を食べました。「中華風あんかけ」は、松のやの揚げ物を、ふわふわ玉子と出汁のあんかけで包み込む新メニューです。
※松屋併設店でも食べられます。
あんかけってどうですか?
これは全くもっての個人的見解ですが、そもそも「あんかけ」にそそられないのです。五目そばやもやしそばなど、「野菜+あんかけ」で美味しいメニューはあります。
食べると美味しいと思うのですが、どうも率先して「あんかけ」を食べたいというモチベーションがわきません。
「ああ、あんかけが食べたい!」と思ったことは、これまでの人生ではありませんでした。みなさんはどうでしょうか?
しかし、この松のやの「中華風あんかけ」を食べたことで、「あんかけ」についての考えを大きく見直すことになりました。美味しかったのです、とっても。
松のや「中華風あんかけ」とは
今回の松のやの「中華風あんかけ」には、3種類のメニューがあります。以下の通りです。
・中華風あんかけロースかつ 690円
・中華風あんかけささみかつ 690円
・中華風あんかけ海老フライ 850円
いずれも「揚げ物+あんかけ」という組み合わせです。好物の揚げ物ですが、どうも先入観から、そこまでして食べたいメニューにまで、自分の中で松のやの「中華風あんかけ」は昇華してはいませんでした。
どれを食べるかといったら、やはり松のやはとんかつ専門店でありますから、ここは「中華風あんかけロースかつ(690円)」以外の選択肢はないだろうということで注文。
しばし待って、それは出てきました。
松のや「中華風あんかけ」食べた感想
平皿にご飯がこんもりと盛られ、その上にロースかつ。さらに上から、玉子がたっぷり入った中華あんがかけられています。
割りと、この瞬間にハートを掴まれてしまったのかもしれません。見た目も凄く良かったのです。タンポポのようではありませんか。
タンポポのような「中華風あんかけロースかつ」が、実にそそります。
ご飯+ロースかつにより、それなりの標高も確保していますから、流れ落ちる中華風あんかけは、下方であんかけ湖を形成します。
松のやのロースかつは、しっかりと厚みもあります。あんかけにそぼ濡れた衣もつやつやと輝いているようです。
ひと口食べて、ぐっと前傾姿勢になりました。美味しい。出汁のきいた、玉子がふわとろの中華風あんかけが、揚げたてのロースかつによくあいます。サクッ、じゅわっ、とろっ。
松のやで、とんかつで、中華風あんかけで、美味しくて‥‥その刹那、バグりかけた脳が答えをはじき出しました。
ごくごく自然に考えればよかったのです。だって「中華風」なのですから。
そうです、ここは「中華料理 松のや」だったのです。昔ながらの町中華のメニューに、とんかつを見たことがあります。
普通にとんかつやカツ丼として出しても良いのですが、ひと工夫する店主なら、きっと中華あんをかけたはず‥‥という味が、まさに「中華風あんかけロースかつ」だということに気づきました。
当初の、「あんかけってどうですか?」という気分は吹き飛びました。「あんかけって美味しいです」。特に、味が濃い目のふわとろあんかけには、揚げ物の相性が抜群なのでしょうね。美味しさに驚いて「あんかけ」の概念が変わってしまう料理でした。
もし「中華風あんかけロースかつ」に興味がわいたら、ぜひ松のやで食べてみて下さい。
余談ですが、松屋グループには「松軒中華食堂」もあることを思い出しました。
詳細なレビューは↓もどうぞ。
▼【松のや】「中華風あんかけロースかつ」まるで町中華のメニュー!ふわとろ玉子と出汁のあんかけが美味しくて驚いた(外部サイト)