【山口市】お寺の敷地内にギャラリーを発見。温もりを感じる器に出逢いました。
ふと偶然出会った方に導かれ、あるギャラリーにたどり着きました。ここは、山口県庁の隣、毛利元就の菩提寺である洞春寺の敷地内です。お寺の奥には、子供心をくすぐられるような自然いっぱいの風景がありました。
元々は、お寺の納屋だったところを改装して、工房兼ギャラリーになっているとのこと。
近づいてみると、「水ノ上窯」と書いてありました。
外壁一面が器のギャラリーになっています。そのままキッチンに持っていきたいくらい、素敵な器が並んでいます。
暖かみある色合いで、シンプルに一番使いやすい形のマグカップ。持っていただくと、その持ちやすさに愛着がわきます。自分専用のカップに欲しい!
取っ手が持ちやすいことに感動しました。手作りでそれぞれちょっとずつ形が違うそうなので、ぜひご自分の手にあったカップを探してみてください。
とても薄くて軽くて、手にしっくりくる器に出会うことは、そんなに多くないです。
重ねて収納するのに良い、平らなお皿。こちらも薄さが美しくて、どんな料理も引き立ててくれそう。
よく見ると、いろんな形、いろんな色合いがあります。一つずつ手に取って相性を確かめるのも、器を選ぶ楽しさですね。
どっしりとした大きい作品もあります。
さて、工房の中にお邪魔しました。ここでは、水ノ上窯の舛井さんが作業されていました。
ちょうど、カップに取っ手を付けているところでした。こうして手作業で作るので、ちょっとずつ形が違うそうです。
取っ手付きのカップがやっぱり一番人気なのだそうです。
舛井さんは、萩の窯元で12年間修業し、2年前に独立してこの地に移り、水ノ上窯ギャラリーを開いてもうすぐ1年だそうです。昨年、この地の土を使って作品が作れないかと試行錯誤して、ようやく形になったという作品を見せて頂きました。
このあたりの土地は、鉄分を含んでいて、赤っぽいのだそう。
ここから採取した土と、陶土を混ぜて焼くと、鉄分が反応して。。
鉄分が反応して黒くなり、まるでゴマをふったような、味のある器ができたそうです。
山口市内で水ノ上窯の作品を購入できるのは、今のところこの洞春寺敷地内のギャラリーだけだそうです。今後の展開は、「良い出逢いがあれば」ということでした。
いろんな縁や出逢いがあって、洞春寺の敷地内に工房兼ギャラリーを開くことになり、この地だけの作品作りにも取り組んでおられる舛井さん。
出逢いを大切にしている舛井さんのお人柄に引き寄せられ、この日もたくさんの方がギャラリーを訪れていました。
少しずつ暖かくなって、お出かけに良い季節になってきました。春から新しい生活をする方も、そうでない方も、自然いっぱいの洞春寺の境内にある「水ノ上窯」で、新しい器に出会ってみませんか?
水ノ上窯(みずのうえがま)
山口県庁の隣、洞春寺の境内
山口市水の上町5-27
TEL 090-4659-4378
*Instagram「水ノ上窯」で検索してください。