こんにちは♪　東京都の"ど"真ん中「日野市」の地域ライター ひのさんぽ です（＾＾）

豊田駅南口にある「wanocafe（ワノカフェ）」が2024年11月に3周年を迎えました！　おめでとうございます♪

日野産野菜をふんだんに使った料理が自慢の「wanocafe」の3年間の歩み。毎月恒例でお届けしている【祝☆ひので迎える周年祭　〜歴史と魅力を再発掘〜】シリーズとして、深堀り取材を実施！

今回のインタビューで見えてきたオーナーのさりさんの“意外な一面”とは？――

保育士からカフェオーナーに転身？

「えっ、さりさんって保育士さんだったんですか？」――この思いがけない経歴に私と同様、驚きを感じる人もいる一方、「なるほどね〜。」と、彼女の人柄や行動力から「うんうん」と納得をする方もいるのではないでしょうか。

保育士として日野市内の保育園で子どもたちの成長を見守っていたさりさん。ひょんなことから同保育園の調理を担当することになったそう。0歳児〜5歳児という、成長著しい子ども達の食事作りというのは、個々に併せた細やかな対応が必要です。

大きさ、柔らかさ、味の濃さはもとより、アレルギーの有無や食材に苦手な感情を持たせないように、そして食を通じたポジティブなコミュニケーションを織り交ぜるなど、様々な工夫をしていました。

同時に思ったことは、小さな子どもを育てるお母さんの食に関する大変さ。自身も子育てを経験する中で、自然と「親子や地域の人々が集い、『おいしいね！』『楽しいね！』と、食を楽める場所を作りたい」という夢を抱くようになったのです。それが、wanocafeをオープンするきっかけに。

wanocafeってどんなお店？

wanocafeは、2021年11月当初はモーニングにランチ、テイクアウト、夜はおでんなどを提供する居酒屋スタイルのマルチなお店としてスタートしました。

夜の営業はさりさんの弟さんと実のお父さんが行うという、家族で営むアットホームなお店。

日野産の野菜をふんだんに使ったお弁当やパーティーメニューも人気で、イベントへの出店やわくわく広場でのお弁当出品など、店舗以外へも展開していきました。

実は「ひのトマトフェス」の発案者！　イベントプランナーという顔も

今や日野市を代表するイベントの一つとなった「ひのトマトフェス」。

地元の農産物であるトマトにスポットを当てているため、農家さん発のコラボイベントと思われる方も多いのではないでしょうか？　

実はこの「ひのトマトフェス」の発案者はさりさんなのです！

地元産のトマトにスポットを当て、「トマトで日野を盛り上げよう！」という大胆なアイデアを実現。地域の事業者や農家さんを巻き込みながら、笑顔あふれるイベントを企画しました。3回目を迎えた2024年のフェスには、市外からも多くの来場者が集まり、大盛況でした。

「トマトを通じて、地元に誇りを持ってくれる人が増えたらうれしい」とさりさん。賛同する仲間も増え、豊田駅南口のイベントとして広く認知されるように。

他にも、夏祭りやハロウィンのイベントを企画・実行したりと、地域の事業者と連携した取り組みは、日野の街に元気と笑顔を届けています。

彼女の行動力と親しみやすい人柄が、多くの人々を巻き込む原動力となっているのではないでしょうか。

次なる挑戦は「ダンススタジオ」ディズニープログラムにも参加していた!?

実は今回、周年祭の取材の申し入れの中で、「最近、ダンススタジオをはじめたんですよ〜」というので「え？　一体どういう事？」と、インタビュー前から頭の中が「？」でした。

wanocafeの店舗内をダンススタジオとして、ダンスを教えているというのです。「ダンスの先生は？」と聞くと、なんと「私です！」とのこと。

このキッズ向けのダンススクール「IMAGIMIC DANCE STUDIO」のモットーは「楽しむこと！」。音楽に触れ、ダンスを楽しむだけでなく、さりさんが関わるイベントのステージで発表することもできます。

ダンスも踊れるということに尊敬の眼差しをむけると、さらに驚きの事実――さりさん、なんとディズニーのプログラムにも参加したことがあるのだそう！

「えーっ、あのディズニーに!?」と思った方、私と同じリアクションです。

実は、彼女はDANCESTUDIOの選抜メンバーとして、数々のステージに立ったダンスパフォーマーの経験の持ち主。ダンスを踊れることに加えて、ステージ経験の豊富さがバックボーンにあるさりさん、イベントの企画運営が得意なのも納得です。

家族でつなぐ温かい居場所

夜になると、wanocafeはお父さんと弟さんが営む居酒屋「酒処harimasa-酒マサ-」へと変身します。昭和レトロな店内でのんびりと過ごす常連客も多く、さりさんの家族がつくるアットホームな空間が、多くの人に愛されています。

カフェからダンススクールというお店の進化、地域を巻き込むイベントの力、わずか3年という短い期間で、様々な挑戦を続けてきたさりさんへのインタビューを隣で聞いていたのはさりさんの実のお父さん。

九州出身と聞いて昭和の亭主関白なタイプが一瞬頭をよぎりましたが、おしゃべりの楽しい明るいお父さん。「酒処harimasa-酒マサ-」では息子さんと共に料理もお酒も作るそう！　「夜のお客さんはお父さんとおしゃべりに来る人が多い」と、明るく楽しい雰囲気に惹かれ、常連客も多いそう。

「小さい頃からやりたいことはやらせてきたからね〜」と、さりさんの挑戦を一緒に楽しもうとするスタイルも素敵！

3周年を迎え、さらに地域に根付いた活動を広げるwanocafe。保育士、パフォーマー、カフェオーナー、イベントプランナー、ダンスの先生として多彩な才能を発揮するさりさんの挑戦に、これからも注目です！

wanocafeが届ける笑顔の未来

美味しい料理や温かい人とのつながりを提供するだけでなく、ダンスやイベントの企画運営にも力を入れるさりさん。

「楽しむこと」をモットーに、これからも日野のまちに笑顔と新たな発見を届けるさりさんの挑戦に、ますます期待が高まります（＾＾）

wanocafe & 酒処harimasa-酒マサ- & IMAGIMIC DANCE STUDIO
住所：東京都日野市豊田3-42-17ドムスラグーナ101
アクセス：豊田駅南口徒歩1分
TEL：080-6849-9785
LINE：wanocafe