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若い世代は”知り合いだから投票する”という過去と同じ過ちを繰り返してはいけない

原田謙介政治の若者離れを打破する活動を10年以上

政治を一気に身近にする知り合いの立候補

「友達が選挙に出ていたから投票した」という話をちょいちょい聞く。

実際現在28歳である自分も友人が多く選挙に出ている。

確かに、それまで全く縁もなく、気にしたこともなく、なんなら嫌いだったかもしれない、

「選挙」「政治」というものが、知り合いが立候補をすることにより身近になるのはそう。

若い人が政治に関心を持つためにも、もっと若い人が立候補してほしいとは思う。

統一地方選の当選者の平均年齢が50代後半とか言う状況だそうなので、

若い政治家ももっと増えればいいと思う。

若者、主婦、サラリーマンなどなど多様な方がもっと立候補して、

政治の世界を多様にしていってほしいと思う。

知り合い・友達だからという理由で安易に投票してはならない

だからといって、何も考えずに「友達だから」という理由で投票するというのはだめだ。

過去の選挙の歴史において繰り返されてきた過ち。

「町内会でお世話なっているから」

「息子のPTAで一緒だから」

「あの人の、お父さんの代からお世話になっているから」

そんな理由で政治家を選出してきた過去がある。

政策なんてものは、投票の際の理由にならず、「なんとなく」つながりで見てきただけ。

その結果、ろくに質問をせず、地域の御用聞きみたいな役割しかせず、

政策を語ることも、議会での活動を報告することもない政治家が選出されてきた。

安易に「友達」「知り合い」に投票するということは、過去の過ちを繰り返すことになる。

政治家として応援したい、素質あるいは成長のポテンシャル、そして支持したい政策を掲げているか

投票する前に、一度客観的な目でその候補者が、政治家として応援したいだけの素質あるいは将来の成長へのポテンシャルがあるか。

そして、なによりもその人の掲げている政策が自分の考えにあっているのかを見極めてください。

いい友達だから、いい政治家ではない。

自分の信念があり、それが政策に落としこめられており、粘り強く実現に向けて汗をかくことがその人にはできるか。

そして、他の候補者の政策なんかも、せっかくの機会なので見てみて見比べるというようなこともやってみてはどうでしょう?

そのうえで、「友達」に投票するというのであれば問題はありません。

街の未来を託すことができる人を政治家に選び、応援をして切磋琢磨していくような、風土を作っていきましょう!

政治の若者離れを打破する活動を10年以上

1986年生まれ。岡山在住。愛媛県愛光高校、東京大学法学部卒。「学生団体ivote」創設。インターネット選挙運動解禁「OneVoiceCampaign」。NPO法人YouthCreate創設。「若者と政治をつなぐ」をコンセプトに活動。大学非常勤講師や各省有識者会議委員などとして活動を広げていく。18歳選挙権を実現し、1万人以上の中高生に主権者教育授業を行う。文科省・総務省作成「政治や選挙等に関する高校生向け副教材」の執筆者でもある。2019年参議院選挙・2021年衆議院選挙に立候補し敗れる。元岡山大学非常勤講師。元グローバルシェイパー東京代表。元中野区社会福祉評議会評議員

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