2023年はiPadをどう選ぶべきか
10年以上の歴史を歩み、進化を続けるiPad。
デバイスとしての完成度はもちろんのこと、OSによる操作性や対応アプリ、スマホやPCへの連携など、タブレットとしてのクオリティは今でも頭ひとつ抜けた存在です。
とはいえここ数年は新製品が発表されても、若干のスペックアップやカメラ性能の向上ばかり。パカパカケータイと呼ばれる昔の携帯の進化にドキドキワクワクした時代はすでに終わりました。
本記事では、今まで以上に選ぶのが難しくなったiPadの選び方に関するコツとして、10年以上iPadを見てきたiPad好きなブロガー視点で「これからiPadを買うならどう選ぶべきか」を紹介していきます。
2023年の今、iPadは中古で良い
令和4年の今、これからiPadを買いたいと考えてる人がいるなら、僕は「中古がおすすめだよ」とお伝えします。
というのも、冒頭でお話しした通り、最近のiPadは世代が変わってもほとんど性能に大きな変化はありません。
特にiPadの歴史が大きく動いた2018年。iPad Proシリーズが昔のiPhone 4のような角ばった筐体を手に入れた時から、実は大きな進化というのはないんです。
何を隠そう、僕がメインで使っているiPadは、2018年に発売されたiPad Pro 11インチです。今でも現役バリバリで使えますし、よほどのことがない限りは新型の11インチには買い換える予定はありません。
でも最新機種を使ってないわけではなく、友人が所持している2022年モデルのiPad Pro12.9インチを使ったこともありますし、現在手元には2021年モデルの最新iPad mini 第6世代、2022年モデルのiPad 第10世代も持っています。
それら最新機種と使い比べても、2018年モデルのiPad Pro 11インチは負けず、劣らずです。
なので僕は自信を持って「今からiPadを買うなら、中古でも大丈夫だよ」とお答えします。
最新には、最新なりの理由がある
とはいえ、全ての人に旧型をおすすめする気はありません。
例えば僕がよく遊ぶスマホゲームアプリの「原神」。これに関しては、原神を遊ぶために2018年モデルのiPad Proはおすすめしないです。
理由は、内蔵のチップ性能が劣っているから。決して遊べないと言っているわけではなく、ハイクオリティなゲームを遊ぶためにはそれに見合った性能のデバイスを選ぶべきなのです。
原神には端末の処理性能に応じて、ゲーム内の負荷をカスタムできる設定が存在します。
画質設定がそれに大きな影響を及ぼしまして、2022年のiPad Proで原神の最高画質を遊ぶと、それはそれはぬるぬる動きますし、画質も綺麗ですし、素晴らしいゲーム体験ができます。しかし、2018年のiPad Proで同じ画質設定で遊ぶと、処理落ち、もしくは画面がカクカクしたりバッテリーが異様に減ったりが起こります。
こうなっては快適なゲーム体験とは言いずらいです。そこでゲームができなくなるのは詰まらないので、画質設定を落とせばプレイができます。流石に2018年のiPad Proだと、中がギリギリ、低で最初がもっさりしながらすぐにサクサク動作になる、と言った感じです。
動画編集やその他最新のハイスペックゲームを遊ぶ場合も同じで、最新のものを扱うのであれば、最新機種の方が良い場合が多いです。
おすすめ2021年モデルのデバイス
ざっくりした説明を終えたので、本題へと向かいます。現時点でおすすめの中古iPadは、2021年モデルのデバイスです。
一つはiPad Pro 2021年モデル。
2021年のiPad Proは、2018年、2020年と続いたA12シリーズのチップを廃止し、MacなどのPCと同じ「M1チップ」を搭載した初めてのiPadです。
M1チップの性能をご存知の方も多いと思いますが、高い効率化性能のおかげでバッテリー持ちや処理性能が格段にアップしました。それによって一つ前の2020年モデルとは明らかなスペックさを感じます。
二つ目は2021年モデルのiPad mini 6。
若干本題とはずれてしまいますが、小さいiPadを購入するならiPad miniがおすすめです。
iPad mini 5と迷いましたが、正直言うとApple Pencil第2世代も使えるしスピーカーも上下について聞きやすいし、電源ボタンTouch IDもついてるしで1世代前を購入する必要はないかなと思います。
スペックも十分、軽いしコンパクトだしで持ち歩きを頻繁にする方はこちらが最適です。
三つめは第9世代のiPad。
無印iPadと呼ばれる一般的なiPadは毎年アップグレードしています。2022年にも新しくなりました。ただiPad第10世代は進化としては中途半端で、新規で購入する人向けというよりは、すでにiPadを持っている人向けの買い替え先だなと思います。
iPad第9世代は2021年に発売されたiPadで、チップ性能も十分、大きさも十分、価格もそれなりと、一番手が出しやすいiPadな気がしています。そしてその分おすすめもしやすい。
とりあえずiPadと安いタッチペンを揃えたい方には、このiPadが一番コスパが高いです。プレゼントなんかにも良いですね。
選び方のキーワードは2021年以前かどうか
2023年の今でも2021年に発売されたiPadは現役バリバリで使えるデバイスです。目安としてはこの辺りをラインにしておくのがおすすめ。
ただ僕が使っている2018年モデルのiPad Proが現役で使えるので、そちらを検討する方もいらっしゃるでしょう。正直なところを申しますと、手放しでおすすめできるデバイスではありません。
ブログも書けるしYouTubeも見れるしメールも返せるしTwitterもできる。でも原神を最高画質で遊べないし、動画編集も編集時間や動画自体が長いとアプリが落ちるし背面は熱いしでデメリットもしっかりあります。
となると、今から購入しても失敗しないのが2021年モデルのiPadたちかな、と僕は考えます。この話を一つの参考に、ぜひ店頭に行って触ってみて、自分が納得できるiPadを購入していただけると大変嬉しいです。
それでは本記事は以上となります。今後もiPadに関する記事や、その他ガジェット、デスク周りに関する記事を投稿していきますので、気が向いたらまた別の記事も読んで行ってください。
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