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【河内長野市】観光ルートの狭間を歩く!烏帽子形城が見える栄町を石川沿いに歩いてみました。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野駅の東側を流れる石川の上流を遡ると、イズミヤの前で天見川と合流。天野酒さんの前を流れて、やがて高向のくろまろの郷のあたりを流れていますね。

しかし、天野酒さんのある高野街道(酒蔵通り)から高向までの間の石川沿いは、今まで歩いたことがありません。そこで以前から気になっていたこの辺り、地図で赤線を引いたところを先日実際に歩いてみました。

なおこれは1か月ほど前に歩いたので、昼間は暑さが残り雑草が生い茂っていました。季節の違いが若干ありますが、町中の散歩なので、内容には大きな違いはないと思います。

石川です。画面上に見えるのが国道310号線の橋でその先に歩くと酒蔵通りになります。今回は反対方向に遡ってみました。

川沿いに道があるので、そのまま西方向に栄町周辺を歩きます。

顕彰碑があります。平成13年に栄町連合会が設置したようです。内容をざっくり見ると、かつて岡本さんという方が所有していた土地72坪を昭和38年に町会に寄付したそうで、そのために道路を広げることができたことに感謝し、顕彰しているもののようです。

川沿いを歩きます。住宅地沿いにあるためか、イズミヤや天野酒よりも上流のはずなのに、下流に来ているような錯覚をしてしまいます。

河原の方を覗いてみました。

さらに歩いて行きます。

手前にポストが見えますが、その先には地蔵菩薩堂が見えます。

こちらが地蔵菩薩像です。栄町地蔵尊と書いてありました。そして横に地蔵尊に関する説明書きを見つけました。それによれば栄町は比較的新しく開発された地域なので歴史遺産が少なく、地蔵尊がそれに該当するということのようです。

昭和36年ごろに未舗装の道路で子どもが石川に転落する事故が多発したので、この地に地蔵尊をお迎えしたという事のようです。北向き地蔵として地域の信仰を集め、50年後の平成23年8月に栄町地蔵尊50年大祭を行ったとのことです。

地蔵尊から歩いていきます。石川の流れは雑草の生えた陸の部分が多いですね。遠くに見えるのは烏帽子形山です。

さらに歩くと公園が見えてきました。栄町公園です。

公園の東側の入口です。入ってみましょう。

大きな記念日がありますね。昭和57年に栄町区画整理事業が完成したことを記念したもので、当時の東武市長の書とのこと。整理事業により町が大きくなったので、昭和61年に栄町連合会が結成されたという経緯は、先程の地蔵尊の説明にありました。

公園からも石川の流れが見えます。先程は手前に流れがありましたが、今度は対岸のほうに流れが変わっています。

公園は東西に細長いです。

途中にベンチがあったので、少し休憩しました。

この日は休日だったのですが、公園には人の姿がありませんでした。

この地点は、大和川との合流点から17.4キロのところにあります。

さらに歩くと藤棚がありました。

藤棚付近からの眺めです。川は引き続き対岸側に流れているようです。

対岸には烏帽子形山がありますが、その手前も住宅地です。喜多町ですね。

栄町公園のもっとも西側には児童遊園の施設があります。東西に長い公園なので、端と端では全く異なる雰囲気ですね。

西側の出入口から出てきました。

これは喜多町とを結ぶ橋で、栄町新橋というそうです。

少し橋を渡り喜多町側を見てみました。住宅の背後に烏帽子形山が見えます。

橋の上から石川を見ます。川の水はとても綺麗でした。

ということで石川沿いの栄町のあたりを歩いてみました。観光ルートから離れているので、いく機会はあまりありませんが、車の往来が少なく歩きやすかったです。また細長い栄町公園や歴史的経緯がわかる栄町地蔵尊などがあり、急な坂もないので軽い散歩に最適でした。

栄町公園
住所:大阪府河内長野市栄町21
アクセス:南海近鉄河内長野駅から徒歩10分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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