【大津市】日本茶について深く知り美味しいお料理と共にいただく素敵なイベント体験レポート
こんにちは、Sariです!今回はイベント体験レポートです。
12月10日に大津市観音寺にあるCafe & Gallery & Guesthouse「〇彌(WABI)」さんで、「OTSU TEA PARTY(大津茶話会)」というイベントが開催されました。日本茶について学び、3種のお茶の美味しい淹れ方を教わりながら、〇彌さんお手製のお料理と共にいただくという内容でした。
登録有形文化財にも登録されている趣のある〇彌さんのフリースペースで、沢山の参加者さんが真剣にお話を聞き、お茶を味わい楽しみました。
イベントの講師は大津市中庄にある「中山製茶」さんの代表、中山智代さん。
中山製茶さんは江戸時代ごろに大津市南部の大石龍門で茶農家から始まり、現在は茶商として近江茶を中心に販売されている歴史あるお店さん。
中山智代さんは販売の傍ら、お茶の素晴らしさを広めようと、「お茶の学校」というワークショップを開催して、日本茶の故郷である大津の歴史・近江茶のおいしい淹れ方・お茶の種類・お茶のレシピなどお茶にまつわる様々なテーマで教えておられます。
今回も最初は座学から入りました。
日本茶の始まりは実は大津の比叡山だったこと、黒船のペリーが膳所のお茶を飲んだことから生糸と共にお茶が輸出されることになったことなど、近江のお茶が日本のお茶の歴史と深く関わりがあることを学びました。
座学のあと、お茶の淹れ方をレクチャーしてもらいました。
最初は中山製茶さんの「ハレノヒ茶」という合組緑茶。お寿司屋さんのあがりで知られる玉露の芽茶が合組(ティーブレンド)されていて、ちょっといつもより「よそ行き」の緑茶でもてなしたい、なんていう時におすすめのお茶とのこと。
使うのはこちらも中山製茶さんの「別嬪さんのティーポット」で。
日本茶の急須には珍しいガラスで出来ていて、中の茶葉が緩んでいく姿を見ることができ、じんわり美しい水色に抽出されるお茶の色も楽しむことが出来る素敵なポットでした。
ちなみにこちらの「別嬪さんのティーポット」今回の参加者にはお土産としてハレノヒ茶と共に持ち帰ることができました!とってもお得なレッスンでしたね。
ハレノヒ茶は85度のお湯で茶葉は1人分2gくらいを目安に。お好みで湯量を調節してくださいとのことでした。熱湯を一度湯飲みに入れて、そのお湯をティーポットに入れるとちょうど85度くらいになり、粗熱がとれたお湯で抽出すると角の取れたまろやかなお味になるとのことでした。
ハレノヒ茶は、〇彌さんお手製の抹茶生チョコと共に。
茶葉の旨味が非常に良く出ていてまろやかな、とっても美味しいお茶でした。
抹茶生チョコも濃厚でクランチの食感も楽しく、お茶に良く合いました。
お次のお茶はほうじ茶。焙煎器「焙烙(ほうろく)」を使って手で煎っていきます。瞬く間にとってもいい香りが部屋中に広がっていきました。
煎ったお茶を回して見せてくださいました。煎りたてのほうじ茶ってこんなにいい香りがするのだと感動の体験でした。
ほうじ茶はランチと共に。〇彌さん特製のランチの内容は、
- おにぎり2種(醤油焼きおにぎり・たぬきおにぎり)
- 出汁巻卵
- 鱧竹輪チーズ・きゅうり
- 茶葉の佃煮
- かぼちゃ・オクラ和物(出汁醤油漬け)
たぬきおにぎりには、塩昆布と天かす、そして茶葉も入っていて味わい深い!
茶葉の佃煮もじんわり茶葉の苦味があって程よい味わいがご飯のお供にぴったりな感じでした。レシピもいただいたので家でも作ってみようと思いました。
他のお料理もやさしく胃に染み渡るような味付けで、美味しいほうじ茶と共にほっこりと満たされました。
最後はティーバッグの高級煎茶を淹れていただきました。
近江茶の代表格「煎茶」を、三角の形をしていて茶葉が広がりやすいティーバッグで淹れることで、まるでリーフで淹れたような滋味が味わえるといいます。
お湯飲みは中山製茶さんオリジナルの大津絵の描かれたもの。先代の松山先生に描いていただいたそうで、大津絵好きの参加者の方もおられて、ここで大津絵の話で盛り上がりました。
こちらのお供は煎茶の生チョコで、こっくりと濃厚。お煎茶は確かにティーバッグとは思えないクオリティ。チョコと上品な煎茶の味わいがマッチしていました。日本茶にチョコレートも合うものだなぁと、今回のイベントで新発見をしました。
イベントの最後には参加者さん同士新たな出会いもあり、お話が弾んで和気あいあいととても楽しい会となりました。
日本茶の素晴らしさを良く知ることができ、お腹も満足する素敵なイベントでした。
2月には「大津まちゼミ」でイベントをされる予定もある中山製茶さん。
中山智代さんはデザインなどにも長けておられてまちゼミで
①お茶当てゲーム「茶歌舞伎」
②オリジナルシール作成講座
の2講座ををする予定だそうです。
詳しくは中山製茶さんのFacebookやInstagramなどをチェックしてみてください!
(今回イベント参加費はご提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。)