医療と「わいせつ」の線引は? 健診中の聴診器操作で医師に有罪
群馬の会社で行われた定期健診で、女性社員4人の胸に聴診器を当てる際、指を押し付けたとして、準強制わいせつ罪で逮捕起訴された男性医師に対し、前橋地裁は懲役2年6ヶ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。
こうしたケースでは、医療と「わいせつ」の線引きが問題となる。聴診器で正確に心雑音などを聴こうとすると、指が胸に触れることもありうるからだ。現にこの医師は、捜査段階から一貫して「胸には触れたが故意ではない」「適切な聴診だった」と主張していた。
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