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秋の旅はスポーツ三昧! 伊良部大橋を走って渡っちゃう!? まだまだ海で遊べる沖縄へGO

岩佐史絵トラベルジャーナリスト
伊良部大橋を望むビーチでヨガ。目に、身体に、心にやさしい滞在を

ピークを外してゆったり旅

今年の夏は好調なインバウンドのおかげでオーバーツーリズムに悲鳴をあげる観光地が多かった印象。どこへ行くにも激混みで、予約が取りにくかったり長時間の待ち時間に耐えたりとなかなかハードな経験をした人も多いのでは。というわけで、ちょっとシーズンを外して秋の連休に国内旅行に出かけるのがおススメ。夏の旅行に行きそびれた人にもうれしい、まだまだ海に入れる沖縄なんていかがでしょう。太陽光線も人出もひと段落したこれからの季節だからこそ、のんびりできるというものです。

秋をテーマに楽しむ沖縄

秋の沖縄。日差しが和らぎ過ごしやすくなりますが、10月を過ぎると海水の温度も下がってきます。とはいえ、宮古島など島しょ部(※本島も島ではありますが……)では年を通じて海に入れることもあり、常夏パワーは健在なのです。

秋といえば「スポーツ」と「食欲」。その二大テーマは絶対に踏襲したい! そんなあなたにぜひ行っていただきたいのが、ヒルトン沖縄宮古島リゾート。2023年6月にオープンしてから宮古島で最も人気のリゾートに躍り出た、ハイクラスなホテルです。

目の前には伊良部大橋の全景を望む『みやこサンセットビーチ』が横たわり、客室からもその絶景を一望するロケーションが大きな魅力。屋内外に設置された5つのプールやチャペル、キッズルームにランドリールームなど施設も充実しているので、あらゆる年齢層、利用目的に対応しているといえるでしょう。

プライベートバルコニーからも伊良部大橋とビーチを一望。時間ごとに表情を変える海を堪能できる、まさにビーチを楽しめるリゾート
プライベートバルコニーからも伊良部大橋とビーチを一望。時間ごとに表情を変える海を堪能できる、まさにビーチを楽しめるリゾート

こんなリゾートではついついのんびりだらりと過ごしたくなるところですが、ここでは体を動かすアクティビティが目白押し。地の利を活かした、ヒルトン沖縄宮古島リゾートならではのお楽しみです。

中でもイチオシなのが、インストラクターさんとともに伊良部大橋を渡るジョギング。夏の間は暑すぎてハードだったこのアクティビティ、太陽が和らぐ季節にはぜひ取り入れたいもの。午前中と午後の2回のセッションがあり、約2時間かけて伊良部大橋を渡って全長7kmを走ってホテルへ戻ってきます。体調や天候によって、無理のないところで戻ってこられるのがインストラクターさんが一緒にいる大きな利点。車でしか通過することのない伊良部大橋からの景色の特別感だけでもウッキウキですが、橋から海面をよく見ればのんびりと泳ぐウミガメの姿を見られることもあり、目撃した日にはもう大興奮です。地元の人でも10日に1回見られればラッキー♪というウミガメ、陸地から離れている橋の上からなら遭遇率も高いのでは!?

宮古島サイドの伊良部大橋のたもと。全長3540m、往復で約7kmのラン。アップダウンもあり、なかなかハードだけれど、景色のよさ、そしてインストラクターさんの軽妙なトークに助けられる!
宮古島サイドの伊良部大橋のたもと。全長3540m、往復で約7kmのラン。アップダウンもあり、なかなかハードだけれど、景色のよさ、そしてインストラクターさんの軽妙なトークに助けられる!

ウミガメ、いた~~~!!! 陸からの目撃はなかなかまれとのことで、今回は遭遇できて本当にラッキー! この写真、わかりにくいけれど、ウミガメショット。「ただのごみでは?」と言うなかれ……
ウミガメ、いた~~~!!! 陸からの目撃はなかなかまれとのことで、今回は遭遇できて本当にラッキー! この写真、わかりにくいけれど、ウミガメショット。「ただのごみでは?」と言うなかれ……

やはり楽しむべくはこの絶景。「宮古ブルー」と呼ばれるこの”青”を瞳に焼き付けながらのランは贅沢の一言に尽きる。
やはり楽しむべくはこの絶景。「宮古ブルー」と呼ばれるこの”青”を瞳に焼き付けながらのランは贅沢の一言に尽きる。

<伊良部島目指してみんなでいっしょにランニング>

開催日:火・木・土曜日
時間:10:00~/16:00~
所用時間:約2時間
料金:2,200円/1人※ガイド料、保険料含む

海を楽しむ! 流行りのSUPヨガに挑戦

リゾートではヨガのプログラムがよくあるけれど、ヒルトン沖縄宮古島リゾートはさまざまなヨガレッスンがあるところがなかなかユニーク。このところあちこちで耳にするSUPヨガもあります。

SUP(スタンドアップパドル)の上でバランスをとりながらヨガをするという、これぜったいおもしろいやつ! と、気になっていたSUPヨガ。みやこサンセットビーチでのセッションに参加してみたところ、静かな波なので意外といける……!? と思いきや、この「バランスをとる」がなかなか筋肉に効く! 特に体幹の普段使っていない筋肉をぷるぷると震わせることになり、筋肉痛待ったなしの意外なハードさ。インストラクターさんがそれぞれのスキルに合わせてくれるのでヨガそのものは難しいことはないのですが、短い時間でも運動した感があります。最後にSUPの上に横たわって波に揺られ、手足を海水につけてうつ伏せのポーズをしばし。すると、さっきまで「わわっ、落ちる~っ」なんて騒いでいたのがウソのように、このまま眠ってしまうかと思われるほどの深~いリラクゼーションに導かれます。ポージングはほんの数分だったかと思いますが、海のパワーを全身で感じられるひとときでした。

先生すごすぎ。みやこサンセットビーチサップヨガは6月から10月まで。浅瀬でのセッションなので、落ちても足がつくので安心。
先生すごすぎ。みやこサンセットビーチサップヨガは6月から10月まで。浅瀬でのセッションなので、落ちても足がつくので安心。

<サップヨガ>

日程:サンライズプールサップヨガ[6月~10月]8:10~8:55
   ビーチサップヨガ[通年]10:30~11:15
   みやこサンセットビーチサップヨガ[6月~10月]17:30~18:15
所用時間:45分間
料金:宿泊者8,800円/1人※保険料含む
   ビジター11,000円

シンギングボウルを用いたヨガセッションもおすすめ。心の奥底にまで届くサウンドのヒーリング効果は抜群。ヨガと組み合わせることで、たった30分のセッションでも身も心も軽くなる。16時~、宿泊者5,000円
シンギングボウルを用いたヨガセッションもおすすめ。心の奥底にまで届くサウンドのヒーリング効果は抜群。ヨガと組み合わせることで、たった30分のセッションでも身も心も軽くなる。16時~、宿泊者5,000円

島の食材で最高級のイタリアンを

しっかり身体を動かして「スポーツの秋」を体験したあとは、おまちかね「食欲の秋」! ホテル内には食事(軽食含む)ができる施設が4か所あり、どこでも島らしさが楽しめるメニューが充実しています。中でもイチオシはイタリアンレストラン『イゾレッタ』。南西のコーナーに位置するレストランまでの長い廊下はちょっと南欧をほうふつとさせるアプローチで、カジュアルなトラットリアの位置づけではあるものの、ちょっとおしゃれをして出かけたい雰囲気です。

本格的なピザ窯を擁しているため、ピザはマストトライ。とはいえ、コースでは宮古島の海産物や肉、野菜など土地の恵みがふんだんに盛り込まれているので、迷いどころです。島でありながら肉も野菜も豊富なバラエティで、食の豊かさに驚かされることはうけあい。どんなに食べても運動した後ならノーカロリー(笑)なので、しっかりお腹を空かせて思う存分いただきましょう。

左手に海を眺めつつ長~い廊下を歩いてレストラン『イゾレッタ』へ。店内からも海が見えるので、サンセットからトワイライトに移り変わる海の様子を愛でつつのディナーなんていかが? 17:30~22:00
左手に海を眺めつつ長~い廊下を歩いてレストラン『イゾレッタ』へ。店内からも海が見えるので、サンセットからトワイライトに移り変わる海の様子を愛でつつのディナーなんていかが? 17:30~22:00

自慢のピザはシンプルなマルゲリータはもちろん、宮古島マンゴーと生ハムのイゾレッタオリジナルのメニューもあり、これまたどれにしようか迷うこと必至。
自慢のピザはシンプルなマルゲリータはもちろん、宮古島マンゴーと生ハムのイゾレッタオリジナルのメニューもあり、これまたどれにしようか迷うこと必至。

この日のコースのアンティパスト『宮古島産ヤギのラグー ズッキーニのリピエーノ』。ヤギ肉は独特な匂いがあるけれど、これはまったく臭みがなくて驚き。沖縄の食文化に触れることができるディナータイム
この日のコースのアンティパスト『宮古島産ヤギのラグー ズッキーニのリピエーノ』。ヤギ肉は独特な匂いがあるけれど、これはまったく臭みがなくて驚き。沖縄の食文化に触れることができるディナータイム

気になるご当地メニュー満載の朝食

ラグジュアリーホテルでは朝食もかなりのお楽しみポイント。オールデイダイニング『アジュール』での朝食ビュッフェも100種類超というメニューの豊富さ、そしていわゆる沖縄の「B級グルメ」が勢ぞろいしているため、気合を入れて臨むべし。タコライスに宮古そば、近海で獲れたマグロと海ブドウの丼など、日替わりで楽しめるので、毎日通って全制覇したいところです。

少しずつ、少しずつ……のつもりでもこんな量に。平飼い卵、アグー豚のカレーと、「食べない」という選択肢がない驚愕のラインナップ。今日もしっかり運動します! と朝から誓う。
少しずつ、少しずつ……のつもりでもこんな量に。平飼い卵、アグー豚のカレーと、「食べない」という選択肢がない驚愕のラインナップ。今日もしっかり運動します! と朝から誓う。

タコライスではなくてタコスもできる。平飼い卵、今日は温泉卵で。なぜか全国各地のご当地醤油がそろっているので、お気に入りを見つけるまで食べ続けたい。
タコライスではなくてタコスもできる。平飼い卵、今日は温泉卵で。なぜか全国各地のご当地醤油がそろっているので、お気に入りを見つけるまで食べ続けたい。

<おまけ>1日10食限定『茶寮』のパフェ

ロビーラウンジ『茶寮』の、1日10食限定のパフェ。季節ごとの宮古島のフルーツをふんだんに用い、まるでジュエリーのようなかわいらしさ。
ロビーラウンジ『茶寮』の、1日10食限定のパフェ。季節ごとの宮古島のフルーツをふんだんに用い、まるでジュエリーのようなかわいらしさ。

しっかり動いてしっかり食べる! 秋こそは、こんなホリデースタイルが理想では? リゾート内にはジムもあるし屋内プールもあるし、さらにはコインランドリーもあるので汗をかきまくっても無問題! アクティブ&リラックスのメリハリをつけて、充実の滞在を!

<データ>

ヒルトン沖縄宮古島リゾート

〒906-0015 沖縄県宮古島市平良久貝550-7

TEL: 0980-75-5500

トラベルジャーナリスト

旅活歴は四半世紀以上のフリーランス トラベルジャーナリスト。3か月ごとに拠点を変えながらのノマドライフを夢見て、「この町に住んだなら」を妄想しつつ旅を続けます。その土地のリアルな文化を知ることで、旅はぐっと楽しくなるもの。じんわり心地よい旅先探訪中に出合ったいろいろをご紹介します。

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