螺鈿(らでん)って知ってる?キラキラと輝く軸が美しいボールペンを買いました
こんにちは!文房具ブロガーの猪口フミヒロです。
岡崎市の老舗文房具店:ペンズアレイタケウチさんが筆記具セールをやっています。対象商品で、万年筆は30%オフ、それ以外(ボールペンなど)は50%オフ、となってます。とってもお買い得な期間ですので、是非とも近隣にお住まいの方はお越しください。
僕もこの機会に普段使いの複合ペンを買うことにしました。それは前から気になっていた「螺鈿(らでん)」というシリーズのものです。プラチナ万年筆株式会社さんの商品で、とても美しくキラキラと輝く軸が素敵なので、以前から気になっていたんですよね。
そんな筆記具を購入した僕から、その歴史を紹介します。
螺鈿の歴史について
「螺鈿(らでん)」とは、夜光貝を中心とする綺麗な輝きを持つ貝類を彫刻して、木地や漆地に精巧にはめ込む技法です。一度見たら忘れられない美しさは、昔の人たちをとりこにしたに違いありません。いつまでも見ていられる飽きに来ない複雑な輝きです。
「螺」は螺旋状の殻を持つ貝類のことであり、「鈿」は金属や貝による飾りのこと。螺鈿の起源は明らかではありませんが、この技法は近東が発祥です。中国に伝わってきてから唐の時代に精巧な技術に発展し、日本に渡ってきたらしいです。壮大な歴史を感じます。
螺鈿に使う貝には厚貝と薄貝があります。厚貝は乳白色を基調とした真珠光沢の色調です。薄貝は膜層により青から赤までの色合いバリエーションがあります。歴史的には厚貝から薄貝へと進んできましたが、薄貝によって複雑な色調が出せるようなりさらに進化しました。
どうですか?こんな歴史を知っていると、ボールペン選びがさらに楽しくなるでしょ?
現在、ペンズアレイタケウチさんでは大セール中ですので、この機会に是非!