カットかぼちゃは「種を取って保存して!」料理人が必死の呼びかけ【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん「かぼちゃ」は好きですか?
私も含め、きっと“好き”だという方が多いのではないでしょうか。かぼちゃを買いに行った際、皆さんは「丸ごと」と「カットされた」かぼちゃのどちらを選びますか?ほとんどの方は、カットされた「カットかぼちゃ」を選ぶのではないでしょうか?もちろん品種にもよりますが、丸ごとのかぼちゃは大きくてなかなか使いきれないですよね。そこで重宝されるのが、「1/2」や「1/4」にカットされた「カットかぼちゃ」。カットかぼちゃを買って保存するときに、一つ気をつけてほしいことがあります。それは「種とワタを取ってから保存する」ことです。
今回の目次
- 「種を取ってから保存する」理由
- 「丸ごとのかぼちゃ」はいいの?
- かぼちゃの正しい保存方法
- まとめ
「種を取ってから保存する」理由
一体なぜ、カットかぼちゃを保存するとき、種とワタを取ってから保存するのでしょうか?
その理由は「水分」にあります。
かぼちゃを保存しているといつの間にか「カビ」が発生した経験はありませんか?かぼちゃにカビが発生する原因の一つに水分が挙げられます。そして、この水分が一番多いのが「種とワタ」です。これはつまり…買った状態のまま保存してしまうとワタと種の部分にカビが生えやすくなるということです。
「丸ごとのかぼちゃ」はいいの?
ここまで、読んでいただくとこんな疑問がきっと出てくると思います。『丸ごとのかぼちゃは種とワタを取らなくてもいいの?』と。
これの答えは…取らなくて良い!
でも、何でカットかぼちゃは種とワタを取るのに…丸ごとのかぼちゃだと取らなくても良いのでしょうか?
【解説】
ひと言でいうなら「自然の保存機能」。
丸ごとのかぼちゃは、外皮がしっかりしているため、種とワタを含む内部が外気から隔離されています。この外皮が天然の保存容器となり、カボチャ内部の鮮度を保つ役割を果たしています。皮があることで、水分の蒸発や外部からのカビの侵入を防ぐことができるのです。
かぼちゃの正しい保存方法
それでは、最後に「かぼちゃの正しい保存方法」を見ていきましょう!
【カットかぼちゃ:保存期間:3~5日】
①スプーンを使って、ワタと種を取り除く。
②湿っていたら、放置して乾燥させる。
③ラップで包み、「野菜室」で保存する。
※水で洗わないで下さいね!
【丸ごとかぼちゃ:保存期間:1ヶ月】
①かぼちゃを新聞紙で包む。
②ヘタを上にして「冷暗所」で保存する。
※かぼちゃを丸ごと保存していると、水分が抜けて甘味が増すため、よりおいしく食べられますよ!
まとめ
- カットかぼちゃは「水分」に弱い
- 種とワタには水分が豊富に含んでいる
- 買った状態のまま保存してしまうとワタと種の部分にカビが生える
- カットかぼちゃはしっかりと乾燥させてから保存する