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人気のyogibo(ヨギボー)も洗濯機で洗えます。自宅でクッションを洗う方法

ハナおうちクリーニング(洗濯)研究家

こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。

クッションを枕にソファーでうたた寝・・・夏だったら短時間のうたた寝でも汗はたっぷりかきます。

クッションって基本出しっぱなしなので、ほこりもたっぷり吸ってます。

そんな汗やほこりで汚れたクッションを洗濯で気持ちよくリセットしてみませんか?

クリーニングに出してもいいのですが、ドライクリーニングで使われる溶剤は油性。

残念ながら汗などの水性の汚れとは相性がよくありません。できれば水を使ったほうがスッキリと気持ちよく洗えるんです。

今回はクッションの素材別に洗い方や注意点を解説します!

クッションって洗えるの?頻度は?

クッションカバーは洗うけど、クッション本体を洗ったことがないという方が多いんじゃないでしょうか。

頭や肌に触れるクッションは洋服と以上に汚れています。

カバーを洗うと一見キレイになったように見えるので安心してしまいがちですが、実は頻繁に洗えるカバー以上に本体は汚れています。

できれば水洗いしてキレイに洗い上げたいですよね。

洗う頻度ですが、カバーは月に1〜2回。

クッション本体は3ヶ月に一度くらい、匂いや汚れが気になったら洗うようにすると気持ちいいです。

残暑が続く9月は冬に比べてまだまだ乾きやすいので、クッションを洗うなら今がチャンスです。

まずは洗濯表示マークをチェック

素材によっては水洗い厳禁のクッションもありますが、じつは洗えるものも多いのです。

洗えるのか?洗えないのか?をもっとも簡単に判断する方法は洗濯表示マークのチェック。

洗濯機で洗えるものは洗濯ネットに入れておしゃれ着用コースで洗うだけなのでお手軽です。

手洗いだと、「難しそう」「面倒くさい」と思ってしまいますが、ほんの少し洗濯機の力を借りることで簡単に洗うことができます。

ただ、クッションはもともと洗う前提で作られてはいないので、洗濯表示マークがついていないものも多々あります。

そういうときは、素材で判断します。

クッションの素材別の洗い方

クッションといってもさまざまな素材のものがあり、素材によっては洗えないものもありますし、洗い方も変わります。

羽毛(ダウン)、スモールフェザー

・洗濯機で洗えるものが多い
・中性洗剤で洗う
・干している間は極力触らない
・柔軟剤は使わない

ダウンとは水鳥の胸のあたりのふわふわした羽毛、フェザーは水鳥の翼のあたりにある芯のある羽根のことをいいます。

ダウンやフェザーは水鳥の羽毛や羽根なので、本来水には強い素材で洗濯機で洗っても問題ないことが多いです。

ただ、フェザーの場合は羽の芯が折れてしまう心配があるので、洗濯機で洗う場合はおしゃれ着用のコースで優しく洗い、脱水は長くて1分です。

濡れたダウンやフェザーはデリケート素材となります。触ると繊維が切れてしまって、ふくらみが悪くなる場合がありますので、しっかり乾くまで極力触らないことがキレイに洗うコツです。

また柔軟剤を使うと羽根を油性の成分でコーティングしてしまい本来ダウンや羽根がもっている撥水力やふんわり感を損なうことがあります。

ダウンや、フェザーが使われている場合は柔軟剤の使用はおすすめしません。

また、しっかり乾かすのに2〜3日かかります。天気が続く日を狙って洗いましょう。不安な場合は短時間(20分が限度)乾燥機にかけてもふんわり仕上がりますよ。

ウール・綿

・クリーニング推奨

ウールや綿素材は洗えないことはないのですが、どちらも表面が天然の油でコーティングされており、洗濯してしまうとそのコーティングが劣化し、フェルト状に固まってしまうことがあります。

また、水に濡れると重くなるため扱いにくく、乾かすのに時間がかかりすぎてカビや虫が発生する恐れがあります。

綿やウールの中綿クッションはクリーニングに出してプロに任せたほうがよいでしょう。

ポリエステル

・比較的簡単に洗えものが多い
・洗濯機可
・乾燥機は不可

もっとも洗いやすいのがポリエステルのクッション。水にも摩擦にも強い素材なので、洗濯機で洗えるものも多いです。

洗ったあとは濡れた状態で形を整えて、日陰で平置きします。乾きやすい素材ですので丸1日干せばほぼ乾きます。

ただし、水や型崩れには強い一方で熱には弱い性質があり乾燥機の使用はおすすめしません。

ウレタンフォーム(ウレタン)

・水では洗えないものがほとんど
・クッションカバーには撥水加工を推奨

ウレタンは水を吸ってしまうととても脆くなり、ぼろぼろと崩れてまう特徴がり、基本的には水では洗えません。

臭いが気になったら除菌スプレーを使う程度にしておきましょう。

ウレタンクッションは汚れても洗えないので、クッションカバーは撥水加工をしてあるものにするか、撥水スプレーをするなどして本体が汚れない工夫が必要です。

人気の低反発の枕やクッションは、主な素材がウレタンになりますので洗えないものがほとんどです。

ビーズクッション(マイクロビーズ)

・洗えるものが多い
・目の細かい洗濯ネットを使う
・クッションカバーをつけたまま洗う方がいい場合があります

ビーズクッションとは中に小さな粒(ビーズ)が詰まったクションです。ビーズの素材はポリスチレン製がほとんどで洗える素材ですが、一部ポリウレタンが含まれたものがあります。

ポリウレタンが含まれたものは自宅では洗えないのでご注意ください。

洗える素材でも、クッションに小さなほころびがあると中からビーズが溢れ出て洗濯機の故障の原因になる恐れがあります。

洗う前に生地にほころびがないかしっかりチェックして目の細かい洗濯ネットを使用して洗います。

クッションが入る大きさの洗濯ネットがない場合は、ビーズクッションに関しては撥水加工されていないカバーであれば、カバーをつけたまま洗うことをオススメします。

ちなみに人気のyogibo(ヨキボー)はビーズクッションで、洗濯機に入る大きさであれば洗濯機のおしゃれ着用コース洗うことができます。

そばがら

・洗えません
・天日干し推奨

そばがらは天然のそばがらを乾燥させて作られています。水に濡らしてしまうと再乾燥させるのは至難の技で、不完全な乾燥では腐敗や劣化の原因になります。

そばがらのクッションは水洗いは厳禁。

除菌スプレーを使うのもおすすめできないので、そばがらのクッションは天日干しか、短い時間(10分ほど)乾燥機にかけて熱消毒すると安心です。

では、素材別に洗えるものや注意点を確認できたら実際に洗ってみます。

クッションを洗濯機で洗う方法

【洗濯機で洗う場合に必要なもの】
•おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)
•洗濯ネット

ちなみに今回洗濯機で洗ったのはyogibo(ヨギボー)クッションです。

洗濯機を使う方法は縦型もドラム式洗濯機も同じです。

洗濯表示マークでは「洗濯機洗い可」だったので洗濯機で洗いました。

1.カバーをはずして洗濯ネットに入れる

基本的にはカバーをはずして洗いますが、クッションが入る大きさの洗濯ネットがない場合はカバーをつけたまま洗ってもOKです。

2. 洗濯機の設定はおしゃれ着洗い用コースでスタート

おしゃれ着用コースでは脱水時間が長めだったりするので、わたしは手動で設定します。

弱水流、水量最大、洗い8分、すすぎ2回、脱水1分です

※おしゃれ着洗いコースで脱水時間が設定できる機種であれば脱水時間は1分ほどがおすすめ。

私が洗ったyogiboは小さいクッションだったので洗濯機に入りましたが、大きいものは浴槽などを使って手洗いします。

クッションを手洗いする方法

【手洗いする場合に必要なもの】
•おしゃれ着用洗剤
•洗濯ネット

手洗いといっても、つけ置きするだけでこすり洗いやもみ洗いをするわけではないので難しくはありません。脱水は洗濯機を使います。

今回は羽根クッションを洗います。洗濯表示マークはなかったので自己責任で洗います

1.クッションが浸かるほどの容器に水をはり、洗剤をよく溶かし入れます。

2.カバーをはずす

クッションカバーには撥水加工されているものが多く、つけたまま洗うと洗浄効率が悪くなるのでカバーははずして別に洗います。

手洗いの場合は洗濯ネットが必要ない場合もありますが、クッションの中身がビーズ、ダウン、フェザーなど中身がでてくると大変になりそうなものは洗濯ネットに入れます。

3.軽く押し洗い

クッションを洗剤液につけて押し洗いします。水が汚れるような場合は何度か水を替えてくりかえます。

4.【ポイント】洗濯機の脱水機能を使って洗剤を落とす
脱水タイマーは1分。洗剤を洗濯機の遠心力を使って落としすと、あとのすすぎが楽になります。

※洗濯機に入らない大きさのものはこの工程はとばします。

5.すすぐ
容器に水をはり、脱水したあとのクッションを入れて水が濁らなくなるまですすぎます。

6.【ポイント!】脱水
すすぎ終わったら洗濯機で脱水。タイマーは1分。できれば高速回転に入ってから約30秒ほどで取り出します。

洗濯機を使って軽く脱水しておくと、干す時間が短くなります。

※洗濯機に入らない大きさのものはこの工程はとばします。

クッションの干し方

それぞれの方法で洗い終わったら干します

クッションを吊り干しすると中身が片方に寄ってしまって型崩れの原因になってしまうので、日陰で平干しが基本。

平干し用ネットを使って干します。

平干し用ネットを持っていない方や、yogibo(ヨギボー)など平干しネットに入りきらないような大きいクッションを干すときは洗濯ポールを2本使って上に乗せるような形で干しても大丈夫です。

クッションの大きさに合わせて洗濯ばさみをセットしておくと風で動くことなく落下防止になります。

型崩れが心配なときは100円ショップなどで販売されているワイヤーネットを使うのもおすすめです。

【ポイント!】ダウンやフェザーは濡れた状態では繊維が千切れやすくなるので、乾くまでは極力触らないように気をつけてください。

2〜3日しっかり干して、完全に乾いたら中身に空気がはいるように形を整えればふんわり仕上がります。

コインランドリーでも洗える?

洗濯表示マークが洗濯機で洗えるようであれば、コインランドリーで洗うことができます。

ただ、ダウンやフェザーはアルカリ系の洗剤に弱く、ダメージを与える可能性大!

コインランドリーでは自分で洗剤を選べないことが多々あるので、自分で洗濯用洗剤を持ち込めるのか、もしくは使われている洗剤を問い合わせて、中性洗剤であれば洗えます。

ダウンやフェザーのクッションは柔軟剤は使いません。柔軟剤が自動で投入されるコインランドリーも避けましょう。

コインランドリーの乾燥機は温度が高いので、素材によてはダメージになります。

できれば洗った状態で持ち帰って天日干しがおすすめです。

※コインラインドリーを使う場合は、中身の飛び出しを防止するために、必ず目の細かい洗濯ネットを使用してください。

クッションの洗い方まとめ

クッションはクリーニングに出してもいいのですが、ドライクリーニングで使われる溶剤は油性です

残念ながら水性の汗汚れとは相性があまりよくありません。

クリーニングに出す場合は水を使うウェットクリーニングができるところを探してみてください。

自分で洗う場合は素材によって洗い方が変わってくるので十分注意するようにしましょう。

クッションを洗うコツは脱水の時間を短くすることと、完全に乾くまでしかり干すこと。それほど難しくはありませんので、洗える素材のクッションは洗ってみてくださいね。

おうちクリーニング(洗濯)研究家

年間100以上の洗濯グッズを自腹で試すおうちクリーニング(洗濯)研究家。世の中に当たり前のようにある洗濯に関する常識が本当なのか?売れている商品は本当に使えるのか?そんな疑問を実際にやってみて、誰もが目に見えるかたちで公開するブログ「洗濯ラボノート」を運営。雑誌「LDK」、「LEE」、「Mart」、「大人のおしゃれ手帳」など多数掲載。関西を中心にテレビにも出演。 苦手を「できる!」に変える洗濯の裏技やグッズを紹介します。

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