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5回までに3発含む先発全員安打のサムスン プレーオフ初戦を制す<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
3ランのク・ジャウクと出迎える同僚(写真:サムスンライオンズ)

公式戦2位のサムスンライオンズと準プレーオフを勝ち上がった3位のLGツインズが対戦するプレーオフ第1戦が13日、テグサムスンライオンズパークで行われた。両チームのポストシーズンでの対戦は2002年の韓国シリーズ以来22年ぶり。

試合は序盤から活発な打線を見せたサムスンが先発全員安打。ホームラン3本を含む14安打で10-4で初戦を制した。

サムスンは1回裏に犠飛で1点を先制すると、3回に3番ク・ジャウクが右中間へ3ランホームランを放って4-0とした。

さらに4回に7番キム・ヨンウンがライトへソロアーチをかけ、5回には4番ルーウィン・ディアスがライトに2ラン弾を放り込み、5回までに7点を挙げた。

サムスンの先発デニー・レイエスは変化球でLG打線を詰まらせて、6回2/3を投げて被安打4。4回にオ・ジファンに喫したソロホームランの1点に抑えた。

LGは7回表に相手守備のエラーをきっかけに3点を挙げるも、追いつくには至らなかった。

第2戦は14日18時30分から第1戦と同じテグで行われる。プレーオフは5試合3戦先勝制。上位チームへのアドバンテージはない。

⇒ ポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「オ・スンファンはエントリー除外」

サムスンはプレーオフのエントリーからオ・スンファン投手を外した。オ・スンファンは今季58試合に登板。シーズン前半までは抑えとして24セーブを挙げるも、球威の低下などから中継ぎに配置転換となった。7、8月の防御率は10点台で、9月も6イニングで13被安打10失点と厳しい投球が続いていた。

またサムスンは先発として11勝を記録したコナー・シーボルドも、右肩痛で離脱している。

映像:ク・ジャウクの3ラン(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇10月13日(日)の結果

・プレーオフ 第1戦

 サムスン 10 - 4 LG(テグ)

 勝:レイエス

 敗:チェ ウォンテ

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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