【富士宮市】欧州の別荘のような落ち着きのある『望欧亜』!昔と変わらない店内で安らぎのひととき!
富士宮東高等学校前の国道139号の脇道を下がった場所にある『望欧亜』さん。私がまだ小学生くらいだった頃から母が好きで良く連れて来てもらっていました。
海外の別荘に来たような雰囲気。小豆色のベルベットのカーテンや椅子がとても素敵で、その肌触りに魅了されながら、大好きなクリームソーダを飲んでいた幼い自分。
外から眺めるあの赤い屋根と白い壁、ステンドグラスになっている入り口横の窓。何もかもがそのままです。
ドアをそっと引くと、『いらっしゃいませ』とマスターがにこやかな笑顔で迎えてくれました。
よく座った奥の席。ベルベットの椅子もカーテンも時間が止まっていると思えるほど当時のままです。色褪せる事もなく、埃っぽくなることもなく。そんな店内を懐かしく眺めて、席に着くと、マスターがメニューと温かいおしぼりを持って来てくれました。
珈琲セット(¥800)(ガトーショコラ・アップルケーキ・チーズケーキの3種から、チーズケーキを選びました)とクリームソーダ(¥600)を注文。
珈琲はマスターが厳選した5種類の豆をブレンドしたオリジナル。
その豆をサイフォンで丁寧に淹れてくれます。
マスターの真剣な表情は、職人さんのよう。『昔はこのコンロを全部使うくらい注文が入ったんだよ』と言うマスターの手元を見ると、サイフォン専用のコンロが…ふと母と来ていたときの賑わっていた店内を思い出しました。
少し酸味のある珈琲はスイーツとの合わせが良いです。
マスター自慢のケーキは珈琲の味を潰さない甘みを抑えた味で、甘さがあまり得意ではない男性の方でも美味しく食べられます。
またクリームソーダは氷が細かく砕かれているので、冷たさで頭がキーンとなる事がなく、飲みやすいです。
私は上に乗っているアイスを溶かして飲む派なんですが、氷が多いと溢れてしまったり、氷にアイスが付いてしまってアイスの意味がなくなってしまったりするのですが、透明の氷になるくらいまで綺麗に飲み干せます。
今回食事は注文しませんでしたが、食事は一切作り置きをしないで注文を受けてから作るそうで、こだわりが感じられます。
「ごちそうさまでした」と席を立つと、ご夫婦で見送ってくれたマスターとママ。
あの時と変わらないお店の雰囲気にも、そして懐かしいクリームソーダにも…『望欧亜』の全てに魅了され、幸せに目を細めてお店を出ました。
珈琲 望欧亜
住所:富士宮市小泉1129-1
TEL:0544-23-1908
営業時間:9:30~18:00
定休日:毎週第1・第3日曜日
席:テーブル (4名掛け)×13席
駐車場:11台