【さいたま市岩槻区】約1,400年の歴史を刻む武州岩槻総鎮守の「久伊豆神社」で初詣
新年に初詣に出かけることは、日本人の習慣としてすっかり定着しています。全国各地の社寺は、どこも大勢の参拝者で賑わいます。さいたま市岩槻区に社殿を構える久伊豆神社には、例年三が日に、約10万の人々が初詣に訪れています。神社では年ごとに様々な趣向が凝らされ、毎年訪れても気分を新たにすることができます。
2025年には、元旦から3日までと1月9日に、お正月限定の巳年(蛇)が描かれた切り絵の御朱印が頒布されます。刺繍の御朱印も同時頒布される他、絵本作家さかにしあいの御朱印が、元旦から数量限定で頒布される予定です。
授与所には、金糸を使用した豪華なレース織の霧箱入り幸守りが並べられます。写真スポットとして、巳年の大型タペストリーが設置されるので、ここでポーズをとって記念撮影すれば、思い出の写真を残すことができるでしょう。
約1,400年の歴史を刻む古社
例年、大勢の人々が初詣に訪れる久伊豆神社ですが、市内でも屈指の古社で1,000年を超える歴史を刻んでいます。約1,400年前の欽明天皇の時代に出雲族の土師氏が、東国に移動した際に大国主命(おおくにぬしのみこと)を、出雲国より勧請したのが起源と伝わっています。それ以来、武蔵野地域で活躍した有力な武家集団の崇拝を受け、戦国時代には神社の南方に太田道灌が築いた岩槻城の総鎮守とされました。大国主命を御祭神とし、勝負運、縁結び、安産、厄除けなどのご利益が期待されています。
神社名の「久伊豆」は「ひさいず」と読むのですが、思わずクイズと呼んでしまいそうです。そのせいか、クイズ番組に出演する人も、必勝祈願に訪れることも多いようです。
神社の正面玄関となる一の鳥居から拝殿に向かう参道沿いには、露店が軒を連ね、食べ歩きをしながら正月気分に浸ることができます。
境内で大切に飼育される孔雀
さらに、久伊豆神社で最大の特徴は、神楽殿の横に鳥小屋が設置されていることでしょう。何と、ここで孔雀が飼育されているのですから驚いてしまいます。これは朝香宮殿下が1938年に来臨されたときに、孔雀が神社に奉納されたことをきっかけに、孔雀が大切に飼われるようになったようです。
約1,400年の歴史を刻む古社の久伊豆神社には、三が日には約10万の人々が初詣に訪れています。新しい年の幸運を祈る御朱印や授与品も豊富に頒布されます。境内で飼育される孔雀の姿を見ると邪気が払われるかもしれません。
【久伊豆神社】
住所:埼玉県さいたま市岩槻区宮町2-6-55
TEL:048-756-0503
公式ホームページ:https://www.hisaizu.jp/
アクセス: 東武アーバンパークライン岩槻駅西口より徒歩約15分