葉が黄色くなるのは弱っているサインかも!原因や対処法を知って枯らさないコツを園芸のプロが解説
庭で大事に育てているシンボルツリーが弱ってきたと感じたら、ちょっと心配ですよね。
私の庭のシンボルになっているアカシアブルーブッシュが、かなり弱ってきてしまい、注意喚起のためにこの記事を書きました。植物を長く育てていると、環境の変化や害虫に弱ってしまうことがあるので、しっかりケアしてあげることが大切です。
この記事では、大切な植物が元気をなくす原因や、弱った時の対策をわかりやすくご紹介します。
植物が弱っているサインと原因
植物が弱ると、葉が黄色くなったり、落ちたりすることがあります。
秋は紅葉の時期なので、葉が黄色くなっているのを紅葉と勘違いしがち。葉の落ち方に異変を感じる時は注意が必要です。
さらに木がだんだん弱ってくると、枝にカイガラムシがつくなど、さらに害虫にやられてしまうことも。カイガラムシは木の栄養を吸い取るため、ついたままにしておくと、どんどん元気がなくなってしまいます。
わが家のアカシアブルーブッシュも葉が黄色くなってきていることから、異変に気づきました。
大きな枝が2本あったうちの1本がなんと抜けてしまったんです。見てみたら、幹に丸い穴が複数空いていました。おそらく、テッポウムシが穴を開けたのでしょう。その上、カイガラムシもついている枝があり、見るからに弱っていました。さらにテッポウムシが開けた穴にアリが集まっているのが見つかりました。アリはカイガラムシが出す甘い汁(甘露)を好むため、カイガラムシがいるとアリも寄ってきやすくなります。
害虫を防ぐポイント
今回のアカシアブルーブッシュが弱った原因は、テッポウムシに株元をかじられたことから始まっています。テッポウムシが木の内部に穴を開けてしまうと、木が栄養を行き渡らせにくくなり、弱った木にカイガラムシなどの他の害虫がつきやすくなってしまいます。このように、テッポウムシの食害が木の健康に悪影響となり、次の害虫の発生を招くことが多いため、早めの対策が重要です。
まず、株元はすっきりと清掃して、風通しを良くすることが基本です。特にテッポウムシが隠れやすい場所をなくすことで、被害を予防することができます。テッポウムシが穴を開けてしまった場合は、専用の殺虫剤を使って対策するとよいでしょう。木が弱らないように、根元の環境を整えることが大切です。
今後の対応
今後は、消毒と活力剤を使ってアカシアブルーブッシュの元気を取り戻すようにしていこうと思います。消毒で害虫を防ぎつつ、活力剤を株元に与えて、木がしっかりと栄養を吸収できるようにします。数週間様子を見ながら、必要に応じて消毒や活力剤を追加することで、木が少しずつ元気を取り戻せたらと思います。
まとめ
庭木が弱ってきたと感じたら、早めに対策を始めるのが大切です。株元をすっきりさせて、害虫が好む環境を作らないように心がけ、定期的に消毒や活力剤を与えて、木が健康でいられるようにしましょう。少しずつのケアで、再び元気を取り戻すはずです。