【富田林市】辰巳悦司養鶏場で生産される匠のたまごはG20でも使用!卵かけごはんをいただきました
大阪産(もん)という名前で、都会のイメージの強い大阪府内にある畜産物の産地を示したマップがあります。これをみると北の能勢町や泉南地域で販売しているところが点在。ところが南河内の富田林周辺を見ると点在どころか集中しています。
特に鶏卵は複数の農家が富田林にあり、たまたま近くを通ったときに、いきなり見つけてしまいます。そこで予定を変更して美味しい卵を生産している辰巳悦司養鶏場さんに立ち寄りました。
大阪府道202号線は、いろんな食べ物の生産地・直売所があるグルメストリート。このときはさらに先を目指していましたが、道路沿いに気になる看板を発見します。左手の坂を下りると地玉子を販売しているとか。
体が引き寄せられるように、小さな道を歩いていきます。やがて卵屋さんの看板を発見しました。
驚くことに卵のキャラクターまでいます。農林水産大臣賞を受賞とありますね。
こちらの長吉養鶏農業協同組合さんでは、なんと自動販売機で卵を売っていました。
もうひとつ、看板を発見。匠のたまごとありました。さらに300メートル先。徒歩なので、一瞬そこまで行くのを迷いましたが、どうにも気になって仕方がありません。
「6号辰巳悦司」とあります。このときに見つけた養鶏場は2か所だったのですが、かつてはもっと多くあったのでしょうか? 詳しくはわかりませんが、とにかく向かってみることにしました。
しばらく歩いていると見つけました。建物の裏手のタンクのようなものにも、昔のJA(農協)のロゴが入っています。
ちょうど裏手で作業されていた方が道路に出てこられたので、営業されているか聞いてみました。そうすると、営業中ということだったので、店内に入ってみます。卵がきっちり、しかもたくさん並べられていました。
そして壁を見ると、有名人のサインが掲げられています。先ほどの作業服の方が、実はこの養鶏場の主、辰巳悦司社長さん。お話を伺うと、この辰巳悦司養鶏場さんは、テレビなど今までいろんな大手メディアの取材を受けていたとのこと。
本当に何も知らずに看板だけを見て来てみて、初めてその事実を知りました。
辰巳社長さんが、テレビで紹介された時の動画を見せてくださいました。大阪市内福島にある卵料理の有名店が、ここの卵でないとこのおいしさは出せないと、そしてその料理店の人とレポーターさんが、この辰巳悦司養鶏場さんに来たというストーリーでした。
そして映し出されたのは、画像からもイキイキさが伝わる元気な親鳥の姿。その料理店がこの辰巳悦司養鶏場の卵にこだわる理由がよくわかる内容でした。
さらに、2019年に開催されたG20大阪サミットでも、「匠のたまご」として、プレスおよび代表団ダイニングの料理(朝食)で提供されたそうです。そのほか、大阪府知事より最優秀賞を受賞するなど、非常にハイレベルな卵がこの辰巳悦司養鶏場さんで生産されています。
3,300平方メートルの敷地にて、毎日約4,000個の卵を集卵・販売。また全国発送を行っているとのこと。
ただ、養鶏場に余計な菌などを持ち込むことは御法度なので、養鶏場の手前、事務所棟からの撮影にとどめました。ここからでも、元気な親鳥たちの鳴き声が聞こえます。
こうしてお話を伺っていると、やはりどうしても欲しくなりましたので、家用に卵を買い求めました。すぐそこで『コケコッコー!』と元気に泣いている親鶏が生み出した新鮮な卵。とにかく帰ってから、炊き立てのごはんで卵かけごはんをするのが楽しみで仕方ありませんでした。
こうして卵を持って帰りました。茶色い卵はよく使いますが、いつもならスーパーやJAの直売所で買っています。それが実際にそこで親鶏が産み落とした卵をその場で手に入れたことのうれしさ。
このあと、買った時から楽しみにしていた卵かけごはんとして頂きました。もちろん美味しかったです。さぞかしG20の各国首脳も、その美味しさに納得したのではないでしょうか。
辰巳悦司養鶏場(外部リンク)
住所:大阪府富田林市佐備2131 (長吉養鶏6号舎)
電話:0721-33-0915
営業時間:9:00~15:00
定休日:無休
駐車場:5台
アクセス:近鉄富田林駅からバス 中佐備バス停から徒歩15分