MITらが開発、高齢者や視覚障碍者の移動手段として期待される「自動運転スクーター」
マサチューセッツ工科大学(MIT)のコンピュータサイエンス・人工知能研究所(CSAIL)はシンガポール国立大学と共同で自動運転の技術で走る「自動運転スクーター」を開発したことを発表した。自動運転技術と同じセンサーやソフトウェアを搭載している1人乗りの自動運転スクーターは、廊下や学内をゆっくりと走行している。下記に動画もあるのでアップしておく。動画では学内を自動運転スクーターに乗りながら、スマホを操作しているシーンもある。また目の前に歩行者がいるとスクーターは自動で停止する。
高齢者や視覚障碍者の移動手段として期待
まだ障害物を回避したり、狭いスペースでの走行など解決しなくてはならない問題も残っているようで、具体的な商用化の時期は見えていない。だが、自動運転車だけでなく、自動運転スクーターの実用化も期待されている。
例えば、高齢者や視覚障碍者などが移動する際の手段として自動運転スクーターの活用が本格的に検討されるようになるかもしれない。雨の日や天候が良くない日には外で乗るのは大変かもしれないが、室内での移動なら目的地まで自動運転スクーターが連れて行ってくれるので効率的だ。自動運転車だけでなく、自動運転スクーターも近い将来、世界中のあちこちで見かけるようになるかもしれない。そしてあらゆる移動手段は自動運転が主流になってくる。