GW明けは関東で気温が急降下 寒暖差に要注意
隠れた小低気圧で冷たい雨に
GW明けは関東で冷たい雨と気温の急降下に要注意です。
上図はあす9日(月)午後3時の雨や風の予想です。千葉県沖と静岡県沖に天気図では分からないような風のぶつかり合いがあり、この風のぶつかり合ったところにごく小さな低気圧が隠れているような形となります。
この隠れ小低気圧の影響で、東海から関東にかけて雨雲が広がり、午後を中心に雨が降りやすくなるでしょう。雨雲が発達すれば雷雲が生じる可能性もあるため、注意が必要です。
そして雨で気温が下がるのですが、特に関東地方には東海上から親潮上の冷たい空気が流れ込んでくるため、気温の低下が顕著となりそうです。
北東風で最下層に冷気流入
上図は上空500メートル付近の気温の予想を表したもので、赤色が濃いほど暖かく、青色が濃いほど冷たくなります。
関東地方に注目すると、きょう8日(日)は内陸を中心に赤色の15度以上の領域が広がっており、これは晴れれば地上では軽く20度を超え、内陸では25度くらいまで上がる暖気です。
ところがあす9日(月)は一転、北東から冷たい空気が流れ込んでくるため、多くのところで10度以下となる予想です。内陸を中心にきょうより5度から10度近くも急降下するでしょう。
さらに雨が降れば、地上付近では上空500メートル付近の気温にせいぜい3度くらいしかプラスされませんので、あすの午後は多くのところで15度以下の肌寒さとなることが予想されます。
気温が急降下か?
東京都心の予報でみると、雨の降り出していない午前9時頃は17度くらいありますが、このあたりが最高気温となりそうで、その後雨が降り出し、北風から北東の風になるとともに気温が低下し、午後3時には14度、夜は13度が予想されています。
冷気や雨の降り具合によっては、この気温よりもさらに下がる可能性があります。
GW後半は25度以上の夏日となった日も多く、汗ばむような陽気が多かったため、GW明けとなるあす9日(月)は気温の急降下にご注意下さい。