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【大牟田市】大牟田の「あじさい寺」! 今年も定林寺のあじさいが見ごろを迎えています♪

山本旅水堂地域ニュースサイト号外NETライター(大牟田市・みやま市)

2024年6月、大牟田市今山の定林寺(じょうりんじ)のあじさいが今年も見ごろを迎えています♪(写真は2024年6月15日時点のものです)

定林寺は三池山のふもとにある曹洞宗の寺院です。現在の大牟田市域は、奈良時代以降は三池荘や三池郷と呼ばれ、数々の荘園が営まれていました。その後、室町期から戦国期にかけて台頭した豪族の三池氏が勢力を拡大しました。

定林寺はこの三池氏の菩提寺で、鎌倉時代の1199年に建立された歴史ある寺院です。

定林寺と近くの普光寺に存在する五輪塔や宝塔などの石塔は「今山普光寺ならびに定林寺石塔群」として福岡県の文化財にも指定されています。

定林寺は別名「あじさい寺」とも呼ばれ、大牟田近郊の人々から親しまれています。境内には8000本ものあじさいが植栽され、5月下旬から6月中旬にかけて見事な花を咲かせます♪

定林寺の境内には、本堂の周りの遊歩道や本堂脇から上に続く山道など、さまざまな場所にあじさいの見どころがあります。それぞれの場所で花の色は微妙に異なるので、さまざまな色合いを楽しむことができます♪

長崎県ではあじさいを「おたくさ」と呼びます。これは、江戸時代に来日し、長崎で鳴滝塾を開校して蘭学(西洋医学)の教育に努めた医師・博物学者シーボルトに由来しています。日本で数多くの植物の採取と調査を行っていたシーボルトは、あるあじさいに「ヒドランゲア・オタクサ」という名前を付けました。シーボルトは妻の楠本滝氏を「おたくさ(お滝さん)」と呼び、深く愛していました。このことから、長崎では今もあじさいはおたくさと呼ばれ多くの人びとに愛されています。

一般財団法人日本気象協会公式の天気予報専門メディア「tenki.jp」によると、2024年は梅雨前線の北上が平年よりも遅れており、梅雨入りは6月中旬以降になると予報されています。これから梅雨本番、あじさい寺で色とりどりの鮮やかなあじさいに癒されてみませんか♪

●〒837-0922 福岡県大牟田市今山1878●

地域ニュースサイト号外NETライター(大牟田市・みやま市)

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