【赤穂市】海の恵みをた~んと召し上がれ!赤穂化成の直営店「AMAMI TERRACE」オープン
3月13日、赤穂御崎の伊和都比売(いわつひめ)神社境内に、赤穂市内で塩や海洋深層水などを製造するメーカー、赤穂化成のアンテナショップ「AMAMI TERRACE(アマミテラス)」がオープンしました。こちらでは、同社が手がける商品を使った軽食やカフェメニューを提供するだけでなく、食に関するワークショップも行います。どんなお店なのかな。早速お店を訪れました。
ゆかりのある神社の境内にオープン
「AMAMI TERRACE(アマミテラス)」は、赤穂御崎の伊和都比売神社境内のスイーツショップだった店舗をリニューアルしてオープンしました。
伊和都比売神社は、平安初期の国家の法制書である「延喜式」の神名帳にも記載されている古社。赤穂御崎の突端にあることからもわかるように、航海安全や大漁を祈願して、古くから人々の信仰を集めてきました。かつては、日本海軍の勇将・東郷平八郎元帥をはじめ、歴代連合艦隊司令長官など海軍の勇士がしばしば参拝したという由緒正しき神社です。
東浜塩業組合の氏神様でもあったので、赤穂化成の塩づくりの歴史とも関わりのある神様なのです。
お店の中に入ると、大きな窓から海が見渡せる抜群のロケーション。
元のお店の天井を取り払い、かなり大掛かりにリノベーションし、
広々として開放的な空間へと生まれ変わりました。
この場所で海を見ながらおいしい料理やスイーツを食べられるなんて、素敵すぎる~~
塩のおいしさ伝わるメニューがいっぱい
では、こんな素敵空間で食べられるメニューを紹介いたしましょう。
「塩のおいしさ伝えたい」というコンセプトに沿って、メニューには、塩やにがり、海洋深層水などが使われています。
スイーツの一番人気はこちら「苺パフェ」です。
ワッフルクッキーの上に、赤穂のみかん農家「浮田農園」のドライみかん、チョコ、いちごが載っていて、器の中のいちごとアイスの間には、塩キャラメルのナッツが使われています。さらにピール感がたまらないレモンのマーマレード、その下には、ベリーの紅茶のゼリーと何層にもなっていて、一粒で何度でも楽しめる贅沢パフェなんです。
赤穂みかんの果汁をエスプーマで泡にしてパンコッタに乗せた「みかんの泡」。
甘酸っぱくてフレッシュな赤穂みかんのおいしさが伝わる逸品です。
甘い焼き芋を使ったお芋のプリンケーキです。生クリームやフルーツとの相性も抜群。映える写真も撮れますよ。
その他、こだわりの豆乳を100%使用した焼塩入りのフレンチトーストもおすすめです。
パフェのみ、平日は終日、土日祝は14:00~16:00の提供となっています。
休日にはランチメニューが登場
休日には、ランチ(11:30~14:00)も楽しめます。
こちら「塩豚ランチ」は、「赤穂の天塩」で仕込んだ塩豚ステーキに季節の野菜が添えられたメインディッシュに、小鉢、スジアオノリの味噌汁、そして写真には載っていませんが、前菜も付いています。
ランチに使う野菜は、赤穂産と室戸からお取り寄せのものをメインに使い、メニューはすべて手作りです。コーヒーの器(一部)は丹波の焼き物を使っています。
オリジナルビーフカレーとチキンカレーのあいがけカレーです。
その他、本格ビーフカレー、バターチキンカレーの単品もあります。
ワークショップスペースも楽しい
こちらはワークショップスペースと物販スペースです。
4月からは平日に食に関するワークショップ、ランチセットを開催する予定です。
内容は、味噌や塩、豆腐作りなど、季節に応じて開催していく予定です。
4月のワークショップも決まりましたので、ぜひご参加ください。
塩づくりワークショップ(要予約)
日時:2022年4月7日、21日(木)10:00~14:00
参加費:4,000円(ランチ代込み)
定員:8名
申し込み:https://web.ako-kasei.co.jp/amamiterrace/ws01/?ym=2022-4
水の味くらべや、塩の味くらべのスペースも。
ワークショップスペースの一角で、土日は平窯で塩を炊いて量り売りをしています。
3円/1gで、1人200gまで購入することができます。
物販コーナーには、3月1日にデビューしたばかりの新商品「赤穂の天塩プレミアム」や
大人気の「学校給食シリーズ」もあって、お土産にもピッタリです。
地元作家を応援しています
商品を置いている棚の一部に、赤穂の地元作家さんの作品を置いているコーナーもあります。
木工作家・村下泰清さんの作品は、ランチのトレイやお椀に使われています。
また、陶芸作家・中本まりえさんの作品は、いずれ何らかのメニューに使用する予定です。
赤穂を代表する伝統工芸品の一つ、赤穂緞通の作品は、店の入り口にも飾られています。
地元作家さんとのコラボもこの店で大切にしていることです。
店を運営するのは、管理栄養士や調理師免許の有資格者も含む、赤穂化成日本遺産部、マーケティング部のスタッフ9名です。
メニュー開発や調理、提供まで手がけます。
マーケティング部サブリーダーで、広報担当の野中香映さんは「本当にロケーションが抜群なんです。もう少しスタッフが慣れてきたら、テラス席も設けたいです。また、ワークショップに一番力を入れていきたいですね。地元食材や地元作家さんとコラボイベントも考えているところです」と話します。
塩の街、赤穂の本領を発揮して、さまざまな情報の発信基地としても機能しそうで、ますます楽しみです。赤穂の新名所誕生です。
AMAMI TERRACE(アマミテラス)
住所:兵庫県赤穂市御崎2-1
電話番号:0791-42-4140
営業時間:10:00~17:00(LO16:00)、ランチタイム(土日祝のみ)11:30~14:00
定休日:月・火曜(祝日は営業し翌日休)
URL:https://web.ako-kasei.co.jp/amamiterrace/
Instagram:https://www.instagram.com/amami_terrace/