ジャッジが30本塁打に到達する。出場81試合目。継続中では最長の3年連続30本塁打以上は6人目
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9月1日、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、シーズン30本目のホームランを打った。
過去2シーズンも、ジャッジは、30本塁打以上を記録している。2021年が39本塁打、2022年は62本塁打だ。
昨シーズンと比べると、今シーズンのホームランがまだ半数未満にとどまっているのは、昨シーズンの本数が多いからではなく、長期欠場が理由だ。9月1日の出場は、シーズン81試合目。9.4打数に1本塁打のペースは、昨シーズンの9.2打数/本とあまり変わらない。2年前は14.1打数/本。52本塁打を記録した2017年は、10.4打数/本だった。
今シーズン、30本塁打以上を記録している13人のなかに、30本目のホームランを打った時点の出場試合が、ジャッジより少なかった選手はいない。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が30本塁打に到達したのは、出場82試合目。300打数未満で30本塁打も、ジャッジだけだ。
13人中6人は、過去2年と合わせ、30本塁打以上を3年連続としている。到達順に、大谷、マット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)、カイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)、オースティン・ライリー(ブレーブス)、ジャッジがそうだ。2020年が1チーム60試合の短縮シーズンだったため、このストリークは、継続中では最も長い。
彼らを含め、過去2シーズンのどちらも30本塁打以上の選手は、以下のとおり。
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ノーラン・アレナード(セントルイス・カーディナルス)とカイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ)は、3年連続30本塁打以上まで、あと4本に迫っている。アレナードは、2015~19年に5年連続30本塁打以上――この5シーズンとも、コロラド・ロッキーズで37本以上――を記録しているので、今シーズンも到達すると、2015年以降の9シーズン中、2020年を除く8シーズンが30本塁打以上となる。
なお、ジャッジは、2017年9月に月間15本塁打を記録した。それを再現し、ここから14本――9月1日の1本と合わせて15本――を積み上げた場合、シーズン本塁打は44本となる。大谷は、すでに44本のホームランを打っている。