【厚木市】こんな厚木知らなかった!「あつぎ郷土博物館」で厚木の魅力再発見!
こんにちは、そのです。行ってきました「あつぎ郷土博物館」。3年前閉館になった厚木市郷土資料館の後継施設として3年前に下川入にオープンして以来いつか行ってみたいと思いながら「そのうち・・・」という状態でしたが、「ユーザーの明日への行動へ繋がる情報を発信!」がコンセプトの地域クリエイターとしての取材となると即行動!このお役目をいただいて、明日への行動に一番つながっているのは私なのかもしれません。
というわけで、こちらが外観。周りの環境もよく洗練されていて美しい建物です。
展示室
「風土」「考古」「歴史」「民族」「生物」と5つのブース構成となっています。
風土
300万年前は海の中だった!
伊豆火山島群が丹沢の下に潜り込みながら押し上げ、南関東に丹沢山地、伊豆半島、相模湾の形ができたそうです。
考古
旧石器時代〜の土器
厚木は有数の珍しい古墳群があり世界的にも価値の高いたくさんの出土品があるようです。知りませんでした。
大英博物館で展示!世界に誇れる土器
左の「浅鉢」に描かれている魚っぽい文様は全国的にみてもほとんど例がないようです。
そして、こちらの縄文土器「有孔鍔付土器」は大英博物館に貸し出ししたこともあるそうです。
歴史
各地のクニは首長によって古代国家へと統合されていき、有力者の墓として、古墳や横穴墓が造られるようになったということです。
はにわの中でも、家形はにわは特に珍しいそうな。
市指定有形文化財指定の瓦塔
瓦塔とは仏教信仰の対象物として五重塔を模した焼き物らしく、とにかくあまり残ってないのでとても貴重らしいです。こちらは現存する一割の本物を遺すために修復されたそうです。文化財を修復される方の並々ならぬ根性を感じました。
「厚木」という文字が出てくる一番古い古文書。一番右の下のほうです。
むかしの東町
この写真は1863頃にベアトという外国人写真家が撮影した今の東町あたりの写真らしいです。当時は「前掘(まえぼり)」という用水路が道の真ん中にあったみたいです。
こちらが案内してくださった槐(えんじゅ)さん。
昔の写真は2分くらいじっとしていないとまともに映らなかったようで、ちゃんと写っている人達は多分ベアトさんの要望通り動かなかった人たち。よく見ると辛抱しきれず動いてしまった人々の残像があちこちに(笑)。そんな中ある動物が写っている!槐さんの指差すほう。ぜひ来館してその辛抱強い動物を確認してみてください。
なんとなく、某テレビドラマのペニシリン作りを思い出しました。
厚木市内に残る唯一の「徳川家康朱印状」の原本
厚木市が誕生して今年で67年目なんですね!合併の過程でのテンヤワンヤ・・・気になります。
民族
国の重要無形文化財指定(1980年)
「相模人形芝居」は神奈川県を代表する民俗芸能のひとつで、江戸時代から明治にかけて県内15ヶ所あった人形芝居のうち6ヶ所が厚木にあったようです。
生物
川、里、山の動植物のほかに「レッドデータ生物」も。こちらの「ヒロハノカワラサイコ」という植物は厚木では生息域を1ヶ所しか確認できていないとか。
化石展示室
こちらはアメリカ モンタナ州で発掘されたトリケラトプスの頭部の化石。極めて状態のいい本物だということです。
地域展「地域再発見!1 厚木地域 ~家康・芸妓・ヨシゴイ」
考古学、歴史、民俗、生物のそれぞれの視点から見た厚木地域を展示。会期中、関連講座もあるようです。3/26(土)〜 6/26(日)
外観と周辺
駐車場はとても広く、56台停められるそうです。無料です。
駐車場に隣接した公園もあります。
ベンチや広場もあって、お弁当食べている方やボール遊びしている少年達もいました。
入り口付近に菁莪小学校 跡地の記念碑があります。
バスでの来館の場合は、目の前に「あつぎ郷土博物館」というバス停があります。
私は厚木に住んで20年になりますが、まだまだ知らない事だらけでした。でもそれと同時に厚木の新しい魅力をたくさん知れたことで、ますます厚木に愛着が湧いた気がします。来館の際は学芸員さんに案内していただくと理解がより深まります。とても親切に案内してくださいますよ。
あつぎ郷土博物館
所在地;神奈川県厚木市下川入1366-4
開館時間:9時~17時(入館時間は16時30分まで)
休館日:毎月最終月曜日(休日の時は、次の平日)、年末年始
電話番号 046-225-2515
公式サイトはこちら あつぎ郷土博物館
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