【御殿場市】見どころたっぷり! 古代から現代までいろいろな時代の産物が詰まっている『二枚橋神社』
地域ライターとして御殿場市の魅力を発見しようと、最近度々御殿場を訪れるようになりました。
昨年の年末に御殿場馬車鉄道が廃止から90年振りによみがえったというニュースを見たことを思い出し、馬車鉄道について調べてみると、御殿場馬車鉄道は、明治31年から昭和3年まで新橋駅から籠坂駅間を走っていたそうです。
御殿場馬車鉄道創設発起人の1人であり初代支配人の勝又勝美氏は二枚橋生まれで、二枚橋神社の境内入口に『讃 勝又勝美翁』の碑があるそうなので、今回の行き先は二枚橋神社に決めました。
国道138号線御殿場バイパス、市役所北交差点を市役所と逆側に曲がると、御殿場小学校の敷地をえぐるような形で『二枚橋神社』が鎮座していました。
『讃 勝又勝美翁』の碑が堂々と建っている境内入口。
鳥居をくぐると、右側には馬頭観音と道祖神が立ち、拝殿までのまっすぐな参道には整列した灯篭と手入れの行き届いた木々が続いています。
拝殿の前には2体の狛犬がありました。
参道と拝殿はまだ新しさが感じられましたが、奥の拝殿は時の流れを感じさせる木造作りです。
浅間神社ということは、御祭神は木之花咲耶毘売命です。市のキャラクターもさくやちゃんの富士宮市民の私は、親しみを感じました。
拝殿右横のケヤキや杉などが茂るこんもりした森は二枚橋丘陵というそうです。ただの鎮守の森のようですが、この森は前方後円墳と認定されているそうです。
また古墳の斜め前方には御殿場地区の368柱の英霊を祭る忠霊塔があり、両そでに殉国英霊の芳名が刻まれていました。
この忠霊塔は昭和50年に終戦30周年を記念して改修したそうです。忠霊塔の階段は御殿場小学校のグラウンドに直接つながっています。
私の住む地域でも敷地内に忠霊塔がある小学校を見かけます。
きっと戦争を二度と繰り返さないように後世に継ぎ、平和を担う子供たちを英霊達に見守ってもらうためなのでしょうか。
1つの空間の中に古代から現代までいろいろな時代の産物が詰まっている『二枚橋神社』。境内を一周回って戻って来る頃には下校する沢山の児童たちが元気良い姿に遭遇し、今という平和な時代を改めて実感しました。
二枚橋浅間神社:御殿場市二枚橋243
*駐車場はありませんので公共機関で訪れるのをおすすめします。(御殿場小学校前で下車 約30m)