【神戸市】その昔 鳥居の前は白砂の美しい浜辺でした 敏馬神社
白砂の美しい浜があった「敏馬の浦」
神戸市灘区にある敏馬(みぬめ)神社。奈良時代に創建されたという敏馬神社の東側には当時「敏馬の泊」という港がありました。そして神社の前は白砂青松の海岸が広がっていたとのこと。
敏馬神社は、その浜辺の高台に鎮座していました。いまもその高台から鳥居を望むことができます。当時この高さから見る景色はさぞきれいな海が眼下に広がっていたことでしょう。いまは国道43号線に頻繁に行き交う車の流れからはそのような面影はありません。
かつて美しかった「敏馬の浦」は多くの歌人により和歌として詠まれました。その和歌が境内に並びます。どれほどこの浜辺が美しかったのか、境内にずらりと並ぶ和歌の数からも想像ができそう。
白砂のきれいな浜が広がる海、それを和歌に詠む歌人たち、ここは高台の境内からいろんな思いを巡らせることができる神社です。
敏馬神社
神戸市灘区岩屋中町四丁目1番8号
阪神 岩屋駅 徒歩約2分
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