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コロナ「10波」到来か・インフル同時流行の懸念・感染症への対策に意識を #専門家のまとめ

市川衛医療の「翻訳家」
(写真:アフロ)

23日に国立感染症研究所がまとめた患者報告(1月8日から14日)によると、新型コロナ感染者は8週連続で増加し、―定点当たり8.96と前週比で1.29倍に。自治体からは「10波」到来の表明が相次いでいます。

また、減少傾向にあったインフルエンザを含め、感染性胃腸炎なども前週比で増えていて、様々な感染症が同時に増える事態が懸念されます。

ご高齢や持病などを持つ方は特に、手洗いやマスク、人込みを避けるなど感染対策により注意するようにしてください。

新型コロナ感染症の患者数は8週連続増加。インフルエンザ、感染性胃腸炎なども前週比で増加

各地の自治体が、新型コロナ「第10波」に入ったと表明。新たな変異株「JN.1」への置き換わりが進んでいる

専門家からは「ぶり返し肺炎」(感染後、いったん症状が軽くなったのちに悪化し、肺炎が見つかる)への警鐘も

年明け以降、およそ20種類の感染症の多くが「増加」傾向にある

「体調悪いときムリしない」「人ごみ避ける」「適切なマスク」「手洗い」など基本対策が最も効果的

コロナを含め、様々な感染症が同時に増える状況が懸念されています。メディアやSNSなどで様々な情報を目にするかもしれませんが、よく言われる基本の対策こそが最も効果的です。

感染対策の「5つの基本」とされる下記の項目は、コロナであれインフルであれその他の感染症であれ概ね有効なものと言えますので、ぜひ参考にしてください。

(1)「体調不安や症状があるときは自宅で療養するか医療機関を受診すること」
(2)「その場に応じたマスクの着用やせきエチケットの実施」
(3)「3密を避けることと換気」
(4)「手洗い」
(5)「適度な運動と食事」

医療の「翻訳家」

(いちかわ・まもる)医療の「翻訳家」/READYFOR(株)基金開発・公共政策責任者/(社)メディカルジャーナリズム勉強会代表/広島大学医学部客員准教授。00年東京大学医学部卒業後、NHK入局。医療・福祉・健康分野をメインに世界各地で取材を行う。16年スタンフォード大学客員研究員。19年Yahoo!ニュース個人オーサーアワード特別賞。21年よりREADYFOR(株)で新型コロナ対策・社会貢献活動の支援などに関わる。主な作品としてNHKスペシャル「睡眠負債が危ない」「医療ビッグデータ」(テレビ番組)、「教養としての健康情報」(書籍)など。

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