【渋谷区】「渋谷は、ハロウィ―ンをお休みします。」ハロウィーンが近づく渋谷路上の本当の姿とは
渋谷区の長谷部区長が会見で「今年も渋谷はハロウィンをお休みします」と述べています。街灯には「渋谷は、ハロウィーンをお休みします」と書かれた旗が掲げられ、通行人に訴えかけています。さらに、会見に同席した新宿区の区長からも同様の呼びかけがありました。
しかし、ハロウィーンが休まざるを得ないほどの事態になった渋谷ですが、その背景にはハロウィーンの渋谷駅周辺を訪れる地元住民以外の人々や海外観光客による大きな誤解があるかもしれません。それは、渋谷の間違ったイメージに原因があります。
渋谷はどうせ汚い街だから、汚しても構わない
ハロウィーンで訪れる人々は、渋谷スクランブル交差点周辺に人が住んでいないと誤解しているかもしれません。しかし、実際には多くの人々が住んでいます。その証拠として、普段の渋谷はその文化に守られているのです。
渋谷に、路上でお酒を飲む文化はありません。
と書かれています。渋谷センター街の入口です。では、日常の渋谷駅周辺の路上はどのような場所なのでしょうか。
ご覧のように、ゴミも飲みかけの缶、カップ、ペットボトルもありません。吸い殻も落ちていません。
スクランブル交差点に面している地下階段の入口前は驚くほど綺麗です。多くの人々が「渋谷はどうせ汚い街だから、汚しても問題ない」というイメージを持っているかもしれませんが、普段の日常とイメージの違いは大きいかもしれません。
渋谷スクランブル交差点周辺は、ゴミが落ちていない
地元の人は、ここまで綺麗に掃除して、渋谷に来る人々を歓迎しています。住んでいる場所を綺麗にするという、渋谷の素晴らしい文化です。この様子を知っていれば、渋谷でハロウィーンを楽しむことは昔のように続けても問題なかったはずでした。
渋谷区で10月から施行された「通年の路上飲酒禁止」ルール
路上喫煙禁止とともに、路上飲みをやめるよう呼びかけられています。
同じ渋谷区内でも、代々木公園では、毎週末にお酒と料理を楽しむイベントが行われています。なぜ、ハロウィーンだけが、イベントを行えない程に荒れてしまったのか。その根底には「オーバーツーリズム」の問題もあるようです。
ハロウィーンの来街に関して、渋谷区の長谷部区長は「これらの取り組みを通じて、渋谷と新宿はオーバーツーリズムの問題に立ち向かい、サステナブルに観光客と地域住民が共存し、地域の魅力を持続的に楽しむ環境を整っていきたいと考えています」と会見で語りました。渋谷で楽しく過ごせるよう改革が進んでいるようです。
ハロウィーン期間の渋谷駅周辺への来街自粛のお願いより引用
英語、中国語、韓国語でも記載されています。
渋谷駅あたり
所在地 東京都渋谷区