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【知夫村】島根県唯一の村の隠れ家レストラン「Chez SAWA」が提供する最高の料理と空間とは!?

松田マサヒロ離島移住ライター/島のふるさと納税担当(隠岐郡・出雲市)

島根県沖60kmに浮かぶ隠岐諸島。

隠岐諸島は全体が国立公園に指定され、世界ジオパークにも認定されるほど雄大な自然、美しい海が広がる諸島です。

その島々の中の一つに、島根県唯一の村があります。それが「知夫村(ちむぶら)」です。知夫里島という島がまるごと一つの村になっています。

その知夫村で地元食材をふんだんに使った絶品フレンチを堪能できる隠れ家的レストランがあるんです♪

それが「Chez SAWA(シェ サワ)」。

島の南部中央にあるレストランです。

プライベートな雰囲気で楽しめる隠れ家レストラン。
しかし、初見で見つけることは、ほぼ不可能なんじゃないかというくらい難しいです。

地元の方と交流しながら場所を探してみるのも良いかもしれませんね♪

今回は、そんな知夫村の隠れ家的レストラン「Chez SAWA」に行ってみました。

「Chez SAWA」は看板がなく、一見普通の古民家。

中に入ると、広々とした入り口と土間があります。

店主のサワさんに案内していただき、テーブルまで通してもらいます。

落ち着いた和モダンな雰囲気の内装。プライベートをしっかりと感じつつも、身内やお店の方とのコミュニケーションもとれる空間。

一言で言えば、温かみのある落ち着いた空間が広がっています。

「Chez SAWA」の料理は地元食材にこだわった料理

季節や旬、その日の漁獲などによって料理を決めます。

Chez SAWAでは、食材ごとの特徴や味の微妙な変化に合わせ、調理法や料理を変えていきます。だから毎日出てくる内容が変わるんです♪

こちらが本日のメニュー。

シルクスイートのポタージュ カプチーノ仕立て
朝釣り真鯵のマリネ 冬野菜のサラダ添え
寒グレのポワレ ソースベルモット
ぎたろう軍鶏と栄螺の香味焼き
隠岐牛赤身 赤ワインソース
サンフジのタルトタタン
ドリンク(コーヒー又は紅茶)
海士乃塩とローズマリーの自家製パン

これだけ入って料金は破格なんです。ぜひ最後までお読みくださいね♪

まず初めに出てきたのは、海士町の塩とローズマリーで作る自家製パン。

ふわふわな食感とほのかな甘み、塩の加減が絶品です♪

バターではなくオリーブオイルでいただくので、お腹にも丁度良いんです♪

そして最初のお皿がこちら。シルクスイートのポタージュ。

お芋のポタージュに軍鶏のダシが入っており、カプチーノ仕立てにすることで細かな泡により食材の香りが鼻から抜けていきます。

一口含めば優しいお芋の甘みと香りとコクが広がっていくんです♪

最初のスープから大満足の一品。

次に出てきたのがアジのマリネと冬野菜サラダ。

なんとご主人が朝釣ってきたアジで作られており、野菜も全て自家製の野菜なんです。

Chez SAWAを営むサワさん達は、自らの本業を農家だとしており、野菜作りへのこだわりを感じます。

野菜の鮮度も味も見た目も全てが「美味しい」につながっており、野菜に合わせてデザインされるサラダと、アジのマリネは芸術品のような一品でした♪

次に出てきたのが「寒グレのポワレ」。今最も美味しい時期のグレを使ったポワレです。

シェフの里野さんは本場のフランスでも5年以上腕を奮った経歴をもつ料理人。里野さんにより作られるポワレは、寒グレの引き締まったプリプリの歯触りの中にフワッとした食感を感じることができます。

その身もまたベルモットワインで作られたソースとよく合うんです。お皿に散りばめられたハーブも全て含めて芸術的で、最高の一品でした♪

まだまだコースは終わりません。

次に出てきたのが軍鶏とサザエの香味焼きです。こちらの軍鶏もChez SAWAさんで育てている軍鶏なんだとか。

カリッと焼かれた皮とジューシーな鶏肉、その脂と香味をしっかり吸い込んだサザエが最高の一品でした♪

結論から言うと今まで食べてきたサザエの中で一番美味しいサザエでした。素材の新鮮さや味、食感を生かしつつも、旨味をぎゅっと詰め込んだ味わいに感動です。

そしてこれがまだまだメインディッシュでないことに驚きです。

そして次に出てきたのがメインディッシュの隠岐牛赤身ステーキです。

美しい赤身肉と、それを彩る焼き野菜。

野菜はもちろん自家製の野菜です♪

低音調理でじっくり焼かれた赤身肉は、肉の旨みが凝縮されていました♪

赤身の歯応えを残しつつも、口に入れた瞬間に歯がすっと入るほど柔らかくなっており、最高の素材を最高の形で食べれることに感動を覚えました

一口一口を堪能し、ゆっくりとたいらげます。

最後のデザートは、シェフの里野さんの地元のリンゴを使ったタルトタタンです。

カラメル状になるまで何時間を焼いたリンゴは、トロトロの上品な口溶けと、とろけるような甘さが絶品でした♪

パイ生地と合わせるとさまざまな食感と甘みを楽しむことができ、うっとりするようなデザートを堪能できました♪

ここまでの出てきた全てのお皿が驚くほどに贅沢。一つ一つの食材にストーリーがあり、そのストーリーを芸術に昇華させる技術もあり、五感で感じる全てが贅沢でした。

離島の中の隠れ家的な非日常空間で味わう最高級フレンチ。

このコース料理。お値段が一人5000円(ドリンク別)。

正直ありえないほど破格の料金設定だと感じています。月に一回は必ず訪れたいと思います。

そして何よりChez SAWAを営むお二人の人柄が個人的には素敵でした♪

オシャレな料理なのに、気取らない温かみのある雰囲気を感じることができたのは、穏やかで包み込むような優しさを持つお二人のおかげだと思います。

ぜひ知夫里島に立ち寄った際は、「Chez SAWA」にも足を運んでみてくださいね♪

Chez SAWAのお二人の素敵な人柄にも触れてみてください。

Chez SAWA

場所:島根県隠岐郡知夫村仁夫2293

電話:050-8885-0767

営業:ランチ 11:30〜14:00

   ディナー 18:00〜21:30

備考:完全予約制のため、電話予約を行ってください

離島移住ライター/島のふるさと納税担当(隠岐郡・出雲市)

島根県隠岐郡に住むマサヒロと申します!世界一周、台湾でのカレー屋開業、人材会社のタイ国駐在員を経て、隠岐諸島に移住いたしました。現在は島のふるさと納税担当として、島の美味しいものや、旬のもの、楽しいイベントの情報を発信しております。隠岐諸島だけでなく、島根県全体での情報も発信をしていきます!

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