春の嵐、首都圏はあす朝の通勤通学の時間帯にピークか
低気圧や前線とともに荒天は東へ
けさ9時、低気圧や前線に伴う大きな雨雲が西日本へ広がってきており、九州や四国を中心に雨脚が強まっています。
長崎県の平戸ではけさ1時間に41.5ミリの激しい雨が降り、厳原では正午までの24時間に191ミリの大雨が降りました。
また西日本では沿岸部を中心に最大瞬間風速が20メートルを超える強風も吹いていて、まさに春の嵐となっています。
今後春の嵐は東へ進み、今夜お帰りの時間は西日本でピークに、そしてあす朝の通勤通学の時間帯は東海~関東にかけてピークとなりそうです。
気象庁からも大雨に関する情報が出されています。
あす(水)朝は首都圏で春の嵐に警戒を
日付が変わる頃から東海地方でも雨脚が強まり、あす午前9時頃には首都圏でもザーザー降りの雨が予想されています。
特に湿った空気のぶつかる静岡~神奈川、あるいは房総半島では1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、局地的には50ミリ以上の非常に激しい雨が降る恐れもありそうです。
また雨に加えて沿岸部を中心に南風もかなり強まる見込みで、さながら台風のような横殴りの雨の降り方となる所もあるでしょう。
では風の予想をみてみましょう。
こちらもあす午前9時の予想ですが、東海~関東の沿岸部には赤い矢印がたくさん並んでおり、沿岸部では平均16メートル以上の強い南風が吹き荒れる恐れがあることを現しています。
平均16メートルならば、瞬間的にはこの1.5倍~2倍程度吹くことがあり、最大瞬間風速は25メートル~30メートル位に達する恐れもありそうです。
これは風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出始める危険な風です。
今月4度目の春の嵐か?
首都圏では今月に入ってから6日(金)、11日(水)、15日(日)と3度強い南風が吹き荒れる春の嵐となり、都心でも最大瞬間風速がいずれも20メートル以上に達しましたが、今回もこの時と同じような風が吹く恐れがあります。
あす朝の通勤通学の時間帯~昼前にかけては、特に首都圏で雨や風に伴う災害や交通機関の乱れなどに注意、警戒が必要です。