服の黒ずみも防げる？洗剤柔軟剤自動投入の意外なメリット【自動投入搭載機種】

せす

家電Youtuber/元家電量販店店員

2021/3/25(木) 8:47

ここ最近洗濯機を買い替えた方や、買い替えを検討している方は洗濯機に「洗剤柔軟剤の自動投入」機能が増えてきていることに気づいた方も多いのではないでしょうか。

2年ほど前のドラム洗濯機に搭載され始めて、今では縦型の機種にも搭載されています。

自動投入とは、洗剤柔軟剤を洗濯機本体についているタンクに入れておくことで、洗濯物の量に合わせて洗濯機自身が洗剤柔軟剤を適量入れてくれる機能です。

自動投入の最大のメリットといえば、洗剤柔軟剤の計量の手間がなくなることです。ただ、現在使っている洗濯機では毎回計量しているわけですから、「そんなの自分でやります」と思う方も多いでしょう。

そんな自動投入機能、実は計量の手間がなくなる以外にも意外なメリットもあるので、今回はそちらを紹介いたします。

洗剤柔軟剤自動投入のメリット

①計量の手間がなくなる

これは皆さんが一番に考え付くものでしょう。洗濯洗剤や柔軟剤は、洗濯時に使う水量によって決まります。水量は洗濯物の重さによって洗濯機が自動で判断してくれるので、毎回変わります。毎回毎回洗濯のたびに、その水量に合わせて計量する手間がなくなります。

②洗剤柔軟剤を置くスペースを取らない

自動投入の洗濯機は、市販されている洗剤柔軟剤の詰替用の量が丸々入ることが多いです。詰替用のパックを買って、タンクに入れておけば、ボトルを置かなくてもよくなります。洗面所はタオルを使うことが多いので、ほこりが舞いやすいです。また、洗剤のボトルは洗剤などが垂れてベトベトになったり、舞い上がったほこりがくっついてしまったりして、掃除が面倒です。そもそもボトルを置かなくてもよくなるので掃除の手間が省けます。

③洗濯槽のカビのリスクが低減

これは意外なところかもしれません。洗剤は入れすぎると、落ち切らずに洗濯機内に残ってしまうことがあります。その残った洗剤のカスからカビが生えてしまうことがあるので、水量に合わせて計量する必要があります。特に、縦型洗濯機からドラム洗濯機に買い替えた場合、ドラム洗濯機は水量がかなり少なくなるので、縦型の洗濯機と同じように入れると確実に入れすぎです。しかし、ほとんどの人が正確に計量せずに、感覚で今まで通り入れてしまいます。自動投入は正確に測ってくれるので、カビの原因、リスクを低減してくれます。

④衣類の黒ずみを防ぐ

こちらも入れすぎに関するメリットです。柔軟剤は入れすぎてしまうと衣類の黒ずみの原因になります。ドラム式で服を洗うと服が黒くなったという話を聞きますが、それは柔軟剤の入れすぎによるものだと思います。他にも、タオルやシャツなどの吸汗性や吸水性が悪くなったり、柔軟剤に含まれる化学成分が、衣類から肌に付着することで、肌荒れの原因にもなります。柔軟剤は入れすぎてもいいことがないので、自動投入の機能があれば、その心配はありません。