ダブル台風(24号、25号)発生。今後の進路に注意を。
相次いで2つの台風が発生
日本の南にあった2つの熱帯低気圧が発達し、相次いで2つの台風が発生しました。
フィリピンの東にあった熱帯低気圧が昨夜(13日)午後9時に台風24号に発達し、またそれよりも約2000キロ東側のマーシャル諸島にあった熱帯低気圧がけさ(14日)午前3時に台風25号となっています。
現在、予想されているそれぞれの進路予想をみてみましょう。
台風24号は週末~週明けにフィリピン方面へ
まず先に発生した台風24号は発達しながら西寄りに進み、週末~週明けに強い勢力でフィリピンの北部付近に達する予想です。
その後は動きが遅くなりながらも、そのまま南シナ海へ進むのか?あるいは北側にある太平洋高気圧が弱まるため、北寄りに進路を変えて台湾や沖縄方面へ北上するのか?このあたりはまだ計算がばらついている状況です。ですから、19日の予報円は直径が1100キロほどになっています。
もし北寄りに進むとしたら、週明け以降、沖縄に影響し、その後日本付近の天気にも影響する可能性があります。
台風25号は週末~週明けに小笠原の南へ
一方、あとに発生した台風25号も発達しながら西寄りに進みます。
今の予想だと、今週末には小笠原の南の海上に達し、週明けにかけて小笠原に接近するおそれのある進路予想となっています。
ただ、こちらの台風も19日の予報円の直径が1400キロもあり、西へ向かうか?東へ向かうか?あるいは早めに北上するか?しないか?によって、日本付近への影響が大きく変わる進路予想となっています。
また、台風24号の動きが遅く、25号の動きが速い場合は、2つの台風が近づき、影響しあって、複雑な動きをする可能性もあります。
いずれにしろ、沖縄や小笠原に影響するとすれば早くて今週末以降、また本州付近に影響するとすれば来週になってからということになるでしょう。
なお、発生したばかりの台風の進路予想は、その後大きく変わる可能性もありますので、注意が必要です。