冬のひとり旅におすすめ! ソロ温泉で滞在したい「中国・四国の温泉地」5選
温泉が恋しい季節だ。ひとりで温泉旅(ソロ温泉)に出かけて、ゆっくりと時間を過ごすのは最高の贅沢である。
そこで、中国・四国地方に絞って、冬におすすめの温泉地を5カ所紹介したい。
祖谷温泉(徳島県)
祖谷渓谷の奥地にある秘湯の一軒宿「ホテル祖谷温泉」は、ケーブルカーで170メートル谷底まで下りていく露天風呂が名物。40度以上の傾斜を5分かけて下りていくが、ケーブルカーの中から望む渓谷美はほれぼれするほどの絶景で、冬は雪見風呂も楽しめる。渓流に面した露天風呂は、四国では貴重な100%源泉かけ流し。
湯来温泉(広島県)
広島市の山間部に位置する「広島の奥座敷」。数軒のみの小さな温泉地だが、目の前を流れる水内川は、川遊びで人気のスポット。四季の移ろいも体感できるエリアで、春は桜、夏は蛍、秋は紅葉、冬は雪景色を見られることも。水内川に面する「国民宿舎湯来ロッジ」は、広島では貴重な源泉かけ流し。
湯原温泉(岡山県)
美作三湯のひとつで、川沿いに十軒ほどの宿が並ぶ。開放的な混浴露天風呂「砂湯」が名物で、川底から源泉が湧き出す「足元湧出泉」。全国でも大変貴重な露天の共同浴場である。冬は露天から雪景色を楽しめることも。
温泉津温泉(島根県)
世界遺産の温泉。石見銀山の一角にあり、往時は積み出し港として賑わった港町の温泉。昔ながらの建物が並ぶ温泉街は、鄙びていて風情は満点。積雪すると街の風景は一変。「元湯泉薬湯」と「薬師湯」の2軒の共同浴場はアツアツの湯で知られるが、もちろん源泉かけ流しで新鮮である。ひとりで湯の街情緒を感じたい人におすすめ。
小藪温泉(愛媛県)
山の中の一軒宿。急流の渓谷に沿うように建つ鄙び宿で、木造建築の風情ある建物は、有形文化財に登録されている。鄙びた宿が好きな人にはおすすめ。アルカリ性の冷鉱泉は循環されているが、ちょっとスベスベ感があり、かけ流しに近い浴感。四国では秘湯ともいえる宿でゆっくり過ごしたい。