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KTの5年目右腕、初完封で10勝目 球団初の国内出身2けた勝利投手に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ペ・ジェソン(写真:kt wiz/初報から差し替え)

20日の韓国KBOリーグは4試合がナイトゲームで行われました。

プサンサジク球場のロッテジャイアンツ対KTウィズはKT打線が3本のホームランなどで7点を挙げ、投げては先発のペ・ジェソン投手が好投。9回109球を投げ、散発の被安打5、3つの併殺打でピンチをしのぎ、ロッテ打線に得点を与えず、プロ5年目で初完封を果たしました。

ペ・ジェソン投手は6月8日のロッテ戦でプロ初勝利を挙げて以来、先発ローテーションに定着しこの日の勝利で10勝目(10敗)。うち4勝がプロ入りから2年間在籍していた古巣ロッテからで、対ロッテ戦は負け知らずの防御率0.95と好成績を残しています。

KTはペ・ジェソン投手の10勝到達により、1軍参入5年目で初めて国内出身の2けた勝利投手が誕生しました。

◆「首位SKまさかの5連敗で2、3位と1.5差に」

首位のSKワイバーンズが3位のキウムヒーローズに敗れて5連敗。2位のトゥサンベアーズがKIAタイガースに勝ったため、SKとトゥサンのゲーム差は1.5に。3位のキウムもSKと1.5差にしています。

残り試合が10試合を切ったところで、ここまで独走してきたSKにブレーキがかかり、上位争いは混沌としてきました。

以下が4試合の結果です。

◇9月20日(金)の結果

・トゥサン 6- 2 KIA(チャムシル)

 勝:ユ ヒグァン

 敗:イ ミンウ

・SK 1- 5 キウム(インチョン)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:パク チョンフン

・ハンファ 5- 3 サムスン(テジョン)

 勝:シン ジョンラク

 敗:チェ ジグァン

・ロッテ 0- 7 KT(プサン)

 勝:ペ ジェソン

 敗:チャン シファン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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