【京都市西京区】洛西の夏祭りでキッチンカーの進化に驚き! エスプレッソ機器や大型給水機 料理も本格派
洛西のオアシス的存在となっている洛西ニュータウンのタウンセンターで2024年8月24日と25日に開催された「ラクセーヌ2024夏祭り」には、15台ものキッチンカーが集結しました。コロナ禍で一気に市場が広がったキッチンカーですが、最近の営業車自体の進化や提供される料理のハイグレードには驚かされるばかりです。
いずれも委託事業者のイベントプランニング協会のメンバーが実際に試食や懇談を重ねて厳選された精鋭なのだそう。いくつかの事業者に話を伺いました。「CHAKRA108 raiswal's kitchen」(外部リンク)は、シングアマルナトゥさんとシング千恵子さんの仲睦まじい夫婦が営む大型キッチンカーです。
南インドのホワイトスターホテルで修業した本場インド料理のシェフのアマルさんが日本にやって来たのが13年前でした。食品会社で働きながら千恵子さんと出会います。昔から店を持ちたいと願うアマルさんですが、千恵子さんはじっくり事を構える慎重派。その間、応援してくれる様々な人との出会いを通して、コロナ禍も収まった2023年12月のタイミングでキッチンカーで営業を始めることが出来ました。
チキンカリーやチーズチキンカリーなど20数種類のスパイスやジンガ(エビ)、パラック(ほうれん草)など野菜を調合した4種のカレーがあります。スパイシーポークとキーママサラのあいがけカリーを注文しました。これがまためちゃ美味。まさに期待通りの本物の味です。そのすべての工程をキッチンカーの中で行えるのだといいます。京都市役所や大宮交通公園、龍谷大学、松井山手など京都一円で営業されています。
京都市内を巡回する「夜鳴きラーメンマルショウ」(外部リンク)のラーメンは、醤油、味噌、塩バターコーンやホルモン焼きそばとどれを食べても安定の美味さなのですが、実はイベント限定で出される限定商品も大人気。この日はたこ玉子と冷やしキュウリの京都で人気の逸品もありました。こちらもトラック型の大型キッチンカーが登場。動くレストランの様相を呈しています。
車に近づくとすでに香ばしいコーヒーの素敵な香りが漂います。50年近く自家焙煎を手掛ける師匠の下で修業の後に、4年前に三谷有紀さんが開業した「Ezycafe70's」(外部リンク)は本格エスプレッソマシンを積んだカフェカーです。嵐山や太秦、長岡京市など京都を中心に、カフェドリンク、コーヒー、イタリアンソーダ、スムージー、ホットドッグ、パニーニなどを販売しています。
長岡京市のセブン商店街を拠点に活動する「para★iso crepe」(外部リンク)も西京区でも馴染みになってきました。車内に冷凍庫を完備して新メニューのアイスクレープが登場。溶けるまでおでこにあてて保冷にもなる優れもの。溶けかけのアイスとクレープのハーモニーが抜群でした。また茶そばやきそばやペペロンチーノが美味いと評判の「KITCHEN FREEDOM」(外部リンク)には、1日営業しても大丈夫な大型給水機が搭載されているのだそう。
普段は鹿肉カレーを中心に販売されているキッチンカー「バンビ」では、昔ながらの氷ブロックから作るかき氷機で「絶対美味いやつ」、ふわっふわの氷を販売していました。特にヘーゼルナッツかき氷が絶品でした。
まだまだ店はありますが、これからもキッチンカーの進化が楽しみですね! それぞれインスタグラムなどで開催日や場所の確認をお願いしますね!
「ラクセーヌ専門店」(外部リンク)京都市西京区大原野東境谷町2丁目5−8 075-331-3715