【川越市】もうすぐ土用の丑の日! 川越の市街地のリーズナブルな鰻のお店を二つまとめてご紹介!
夏に食べたい料理といえば鰻(うなぎ)のかば焼きです。特に「土用の丑の日に鰻料理」は広く知られた習慣となっています。そこで今回は川越の市街地の鰻の専門店を二つ、紹介します。どちらもリーズナブルなお店です。
そもそも土用の丑の日って何?
お店のご紹介の前に、まずは「そもそも土用の丑の日って何?」という基礎知識から。
こちらは二つの意味の組み合わせで、その一つの「土用」とは、季節の変わり目である立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を指します。そして、もう一つの「丑の日」は日にちを十二支で数えた際に丑に該当する日のことで、「土用の丑の日」とは 「土用の期間内」の 「丑の日」 という意味だそう。
そうなると、じつは「土用の丑の日」は夏だけではなく、他の季節にもあることになります。
では、なぜ夏の「土用の丑の日」だけ、鰻を食べる習慣があるのかというと、いくつかの説があり、その中の一つが江戸時代の蘭学者・平賀源内(ひらがげんない)の発案によるというものです。なんでも、当時の主流の天然鰻の旬は秋から冬で、鰻屋さんが平賀に「夏は鰻が売れない」と相談したところ、平賀は「土用の丑の日はうなぎの日」と店頭に張り紙をして宣伝するように提案したのですって。
また、今回、ご紹介するお店の一つ、「鰻の成瀬 川越店」の店長さんは「やっぱり鰻は栄養満点ですから、夏バテ対策にピッタリという考えもあると思います」とおっしゃっていました。
もう一つ、別の基礎知識として、川越には美味しい鰻の専門店が多くありますが、その理由はというと……。
こちらについては、川越には海がないため、貴重なたんぱく源としてうなぎを食べる習慣が古くからあったからとのこと。川越市内を流れる入間川や荒川などでは、戦前まではうなぎが獲れていたそうで。
1,600円(税込)でうな重が食べられる「鰻の成瀬 川越店」
それでは川越の市街地の鰻の専門店のご紹介です。
一つ目は「鰻の成瀬 川越店」で、こちらはずばり1,600円(税込)でうな重が食べられます。
安さの秘密について店主さんは「私ども「鰻の成瀬」は全国展開していて、鰻の身にフォーカスして大量に仕入れています。それがこの価格を実現できている理由の一つです」とおっしゃいます。
「鰻の成瀬 川越店」の鰻料理はリーズナブルでも味は美味。「土用の丑の日」のご予約はお早めに(予約については公式サイトを参照のこと)。
【お店情報】
- 店名/鰻の成瀬 川越店
- 住所/埼玉県川越市脇田町18-5
- 営業時間/11:00~14:00、17:00~20:00
- 定休日/年中無休
地域に愛される町の鰻屋さん「うなぎ笹船」
今回、ご紹介するもう一つの鰻の専門店は「うなぎ笹船」です。こちらは川越市六軒町にあるお店で、約50年の歴史があるとのことです(お店の方のコメントより)。
こちらはご夫妻が二人で切り盛りする「町の鰻屋さん」です(お二人は古希を過ぎたそう)。店内はどこか懐かしい空間が広がっています。
こちらではうな丼を2,900円(税込)で食べられます。
私の訪問時には「うな丼」をいただきました。タレの美味しさに50年の歴史を感じましたし、パリッと焼けた皮も美味でした。
なお、「うなぎ笹船」の「土用の丑の日」の営業ですが、じつは年によっては休業することもあったそう。今年(2024年)は営業する予定とのことですが、地域の方に愛されているお店ですので、混雑が予想されます。もしかしたら、当日にこちらで鰻をいただくのは難しいかも……。
ただ、鰻はいつ食べても美味しいものですし、素敵なお店ですので紹介させていただきました。
【お店情報】
- 店名/うなぎ笹船
- 住所/埼玉県川越市六軒町2-16-12
- 営業時間/11:00~14:00、17:00~19:00
- 定休日/毎週月・火曜日
以上、今回は川越の市街地の鰻の専門店を二つ、紹介しました。その他にも川越市内にはたくさんの鰻の美味しいお店があり、それぞれに個性があります。食べくらべてみるのもおもしろいかもしれませんね♪