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絶対に貯めたい人は貯金口座を2つ作ろう

花輪陽子シンガポール在住FP(CFPⓇ・1級FP 技能士)
写真はイメージ(写真:アフロ)

新年、今年こそ絶対に貯めたいという人は貯める仕組みを作ってしまいましょう。具体的には貯める口座を作り、口座を分けて管理をするのです。

貯めるためには、クレジットカードなどお金が逃げていく仕組みを遠ざけ、貯まりやすい仕組みを作ることが大切です。

私がおすすめする貯金の方法は貯める口座を2つ以上作るということです。

1つ目はオートマティックでお金を貯めていく方法をお勧めします。給料をもらったら真っ先に自動積み立てにしてしまうのです。具体的には普通預金から毎月一定の金額を定期預金に預け入れる「積立定期預金」や、勤務先の「財形貯蓄」「社内預金」「確定拠出年金(401K)」などを活用します。投資をしたいという人は「つみたてNISA」を活用させてもいいでしょう。

また、ボーナスなどの臨時収入は真っ先に別口座にどけておくのがコツです。お金を貯めている人は貯金口座を2つ以上持っている場合が多いです。1つ目は老後の備えなどのためで絶対に取り崩さないお金を貯める口座、2つ目は臨時収入を置いておく口座です。使ってはいけないわけではないですが、普通預金とは別にしておき、用途が決まったらじっくり考えて使うのです。

上手に貯金するための大切なポイントは、自由に引き出せる普通預金にお金を全額置いておかないということです。9割の人は目の前にお金があるとついつい使ってしまい、お金があるのに使えないとストレスにもなりかねません。

そこで、例えば、給料の20万円が銀行口座に入金されたら、真っ先に2万円を定期預金の口座に自動的に移動させる仕組みを作り、18万円で生活をしてみましょう。このとき、2万円はないものと考えるのが貯金を成功させるコツです。

毎月1万円でも1年間で12万円、10年間で120万円以上貯まることになります。金額を増やすにはボーナスを活用したり、運用をして利回りを上げるのも手です。ボーナスや給料をもらったら、まずは生活費を支払う普通預金とは隔離させる仕組みを作るようにしましょう。

シンガポール在住FP(CFPⓇ・1級FP 技能士)

外資系投資銀行を経て、スイスのファミリーオフィスでウェルスマネジメントに従事。日本人の海外移住や資産運用、海外富裕層の日本移住のサポートも。著書に『世界標準の資産の増やし方』(東洋経済新報社)、世界三大投資家のジム・ロジャーズ氏の翻訳書を多数出版、『ホンマでっか⁈TV』等TV出演多数 お仕事の依頼は fp@yokohanawa.com へお願いします。花輪陽子のシンガポール富裕層の教え https://www.mag2.com/m/0001687882.html 花輪陽子のnote https://note.com/yokohanawa 

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