ファベックス2021「惣菜・べんとうグランプリ」で吉田屋(八戸市)が7連覇の快挙
食材・機器・容器の 分野が一体となった日本最大級の食の見本市「ファベックス2021」が4月21日から23日まで東京ビッグサイトで開催される。弁当、惣菜、中食、外食、飲料をはじめ、厨房機器、パッケージ、施工まで食に関するあらゆる企業が出展する業務用専門展示会で、主催は日本食糧新聞社。
毎年、「惣菜・べんとうグランプリ」が開催され、それに先立ち、応募作品の審査が3月に行われた。駅弁・空弁部門の今年の金賞受賞作品は「黒毛和牛尽くし弁当 」(新大阪駅/海南亭)と「田酒粕漬け こぼれイクラとハラス焼き弁当 」(函館新北斗駅・八戸駅・東京駅/吉田屋)が選ばれた。優秀賞は「釜飯 金目まつり」(小田原駅/東華軒)、「広島名物あなごめし」(福山駅・三原駅・広島空港ほか/浜吉)、「分とく山 特製海鮮幕の内」(八戸駅、東京駅ほか/吉田屋)。
青森県八戸市の駅弁調製元・吉田屋はなんと駅弁・空弁部門で7年連続の金賞受賞という快挙。併せて優秀賞も受賞した。
「アイディアを思いついたらすぐ形にし、とどまらないのがよいのでしょうか。皆様の応援のたまものです」と吉田広城社長。
駅弁・空弁部門のほかに、わが社自慢の惣菜・べんとう部門、調理パン部門などがあり、商品総数1015品の中から金賞21品、優秀賞39品が受賞。
会場では、21日午前10時から金賞受賞企業の表彰式が行われるほか、受賞商品の展示・一部の商品販売もある。
「ファベックス2021 惣菜・べんとうグランプリ」
駅弁・空弁部門
◆金賞
「黒毛和牛尽くし弁当 」(新大阪駅/海南亭)
和牛焼肉専門店にしか作れない駅弁をテーマに開発。3種の使用部位(カルビ・ロース・牛すじ)、3種の調理方法(焼く・炙る・煮る)、3種の味付け(漬込醤油・醤油味・味噌味)を組み合わせたまさに肉尽くしが豪快。
◆金賞
「田酒粕漬け こぼれイクラとハラス焼き弁当 」(函館新北斗駅・八戸駅・東京駅/吉田屋)
青森の銘酒・田酒の粕で漬けたハラスは味よし、香りよし。そこにたっぷりと、こぼれるほどイクラをのせた美しい駅弁。
◆優秀賞
「釜飯 金目まつり」(小田原駅/東華軒)
照り焼き、唐揚げ、有馬煮の金目鯛3種の味を楽しめる釜飯。
◆優秀賞
「分とく山 特製海鮮幕の内」(八戸駅、東京駅ほか/吉田屋)
麻布の和食店「分とく山」の総料理長・野崎洋光とコラボした駅弁。