【下北沢】56年の歴史を持つ名店のスパイスカレーに魅了されてしまった理由
下北沢にはカレー店が100店舗以上あるんですが、駅から少しだけ離れた下北沢Reloadという複合施設の中には台湾料理の人気店「明天好好」や、夏には宇治抹茶かき氷が大人気な「しもきた茶椀大山」、OGAWA COFFEE LABORATORYなど話題の尽きない人気店が並んでいます。その中で天井の開けた中庭にあるのが、今回ご紹介したいカレー店「SANZOU TOKYO(サンゾウトウキョウ)」です。
下北沢 SANZOU TOKYO(サンゾウトウキョウ)
SANZOU TOKYOはギャラリー兼カレーショップで、ハイセンスな展示や、オリジナルのアパレルもオンライン販売されていたり、下北沢にはなかった、一味違う新しい風を吹かせています。
店内は静けさを感じる石造りで、線と線を結んだような洗練された空間になっていて、キッチンと明るい窓に挟まれたカウンターのはキレイに並べられたカトラリー。
「あれ?椅子がない?」
そうなんです、実はSANZOU TOKYOは立って食べるスタンドカレー店です。立って食べるものといえば、お蕎麦を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、おしゃれな空間でスッと立って食べるのもなかなかいいんですよね。サクッと食べて、颯爽とお店をあとにする。そんなスタイルで過ごすランチタイム。
SANZOU TOKYOのカレーメニューは10種類
カレー屋さんにしてはかなりのバリエーションと、クオリティを誇るラインナップ。僕はすべて食べたことがありますが、その中でおすすめなのはウルルカレーがおすすめです!(ちなみにデスバレーカレーは漫画でいうところの火を吹くレベルだったので、挑戦者求む!)
SANZOU TOKYO ウルルカレー
この記事のタイトルにも書いたことなのですが、SANZOU TOKYOのルーツにあるのは、千葉県でも、東京でも食べログカレー百名店となった「カレーの店 ボンベイ」のオーナー磯野氏のカレーメニューなんです。なんとこの本店である柏ボンベイの創業は1968年のこと。そのボンベイの中でも、ファンに大人気なのが裏メニュー「赤キーマ」なんですが・・・なんとその人気メニューをSANZOU TOKYOではいつでも食べることができます。ゴツゴツとした肉肉しいひき肉は、結構辛めに設定されていて、ご飯が進む味わい。具材にはカシューナッツやキノコも加わっていて、噛みしめるほどにおいしさが溢れる。ちょっと辛いんですが、控えめに作ってもらうこともできるので、まずはこれを食べていただきたい。
SANZOU TOKYO フジカレー 1,100円
そしてウルルカレーと交互に食べ続けているといっても過言ではないのが白ごまたっぷりのフジカレー。これはきっとこのボンベイの系譜でしか食べられない唯一無二のテイスト。初めて、このフジカレーを食べた時は胡麻の香ばしさとスパイスがシナジーを生み、何かが開眼してしまいそうなほど衝撃を受けました。
珍しさと、美味さをかけ備えたカレーが食べてみたい方に絶賛おすすめ中のメニューです。
オーナー磯野氏の特別メニューが食べられるかも?
磯野氏のインスタをフォローしていると、時々「SANZOU TOKYOで特別なカレーをだします」とアナウンスがあります。その時に行くと、メニューにない素材を使った”特別”なカレーを食べるチャンスが!
地鶏を丁寧に焼き上げた鶏肉を使ったカシミールカレーや、とうもろこしと炊き上げた厳選日本米で食べるカレー。酢飯で食べる冷製グリーンカレーなど、様々なカレー体験をさせてもらうことができます。こんなカレー屋は下北沢でここだけじゃないでしょうか
食後にいただけるアイスチャイも絶品。こちらはサービスでついてくるんです。ここまでがSANZOUTOKYOの楽しみ方。千葉県柏が本店で長い歴史を持つカレーの店ボンベイの味が東京で楽しめるようになって、はや数年。東京ボンベイ恵比寿店、下北沢SANZOU TOKYO,そして中目黒では魔皿カレーと、着々と広がる伝統のカレーの味。そして実験を続ける磯野氏のカレーが食べられるSANZOU TOKYOに僕はハマり続けています。これからカレーを語っていくなら、一度は食べてみてほしい。SANZOU TOKYOは下北沢駅から徒歩5-6分にあります。ぜひ。
SANZOU TOKYOの店舗情報
住所:東京都世田谷区北沢3-19-20 reload 1F
京王井の頭線下北沢駅北口から徒歩5分
小田急小田原線東北沢駅北口から徒歩6分
<営業時間>11:00 - 20:00(L.O. 19:30)
定休日:なし