アーロン・ジャッジと大谷翔平がチームメイトになる!? エンジェルスの選手がジャッジと食事をして…
今シーズンの終了とともに、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、FAになる。4月に「ジャッジはヤンキースを去るのか。7年2億1350万ドルの申し出を却下。今シーズン終了後にFA」で書いたように、開幕前にヤンキースとジャッジが行っていた契約延長の交渉は決裂した。まだ少し気が早いが、このままいけば、ジャッジは5年ぶり2度目の本塁打王を獲得し、FA市場に出る。現時点の18本塁打はトップだ。
5月31日から、ヤンキースは、ホームにロサンゼルス・エンジェルスを迎えている(6月1日の試合は雨天順延。2日にダブルヘッダーを開催)。ロサンゼルス・タイムズのマイク・ディジオバンナによると、5月30日の夜、ジャッジとタイラー・ウェイド(エンジェルス)はディナーをともにした。
彼らは、どちらも2013年のドラフトでヤンキースに指名され、プロ入りした。それぞれ、1巡目・全体32位と4巡目・全体134位だ。ちなみに、この年の2巡目・全体66位として、ヤンキースの指名を受けたのは、加藤豪将(現ニューヨーク・メッツ)だった。
ジャッジより1年遅く、2017年にメジャーデビューしたウェイドは、昨年11月のトレードでエンジェルスへ移るまで、ヤンキースでプレーした。ジャッジとは、マイナーリーグでもチームメイトだった。
FAになったジャッジがエンジェルスに入団する可能性について、ウェイドはディジオバンナに「わからないけど、いくつかの種をまいたかもしれない」と語ったという。
エンジェルスがジャッジを迎え入れる可能性は、現時点では低い。エンジェルスには、ブランドン・マーシュ、マイク・トラウト、テイラー・ウォードの外野手3人(とジョー・アデル)が揃い、DHには大谷翔平がいる。また、来シーズン終了後にFAとなる大谷をつなぎ止めるためには、少なからぬ金額が必要になる。
ただ、ESPNのバスター・オルニーが昨年4月に書いた記事によると、ヤンキースとエンジェルスは、ジャッジのトレードについて、ほんの少しだけ話をしたという。おそらく、昨シーズンの開幕前だと思われる。また、昨年10月に「エンジェルスが強くなれない理由は、オーナーの「偏愛」にあり!?」で書いたとおり、オーナーのアルトゥーロ・モレノは、投手よりも野手に大枚を注ぎ込んできた。
なお、ウェイドがFAになるのは、2024年のオフだ。