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【横浜市】たった500円でお腹ぱんぱん!元まかない飯が名物の創業84年老舗の町中華ランチ

ミオ横浜市地域ライター(横浜市)

横浜のディープかつ下町らしさが残る南区の横浜橋〜真金町エリア。

阪東橋駅方面から横浜橋通商店街のアーケードを抜けると、年季の入った店構えの町中華があります。

老舗の町中華「酔来軒」(すいらいけん)

昭和15年に創業し、今年で84年目を迎える「酔来軒(すいらいけん)」。

今回のお目当ては、もともとまかない飯だったという名物の「酔来丼」です。お店の表にも酔来丼の看板がありました。メディアでもたびたび取り上げられる大人気の看板メニュー、筆者初挑戦です。

昔懐かしい昭和の趣が今も健在といった雰囲気の店内
昔懐かしい昭和の趣が今も健在といった雰囲気の店内

店名を冠したボリューム満点の名物丼がこちら

タイミングが良かったのでしょう。オーダーして、約1分程で目の前に届けられたではありませんか! 面白いほど早い。

「酔来丼」スープ付き  500円(税込)
「酔来丼」スープ付き 500円(税込)

ラーメンの丼ぶりに入った、トッピングもラーメンを彷彿とさせる「酔来丼(すいらいどん)」。
たったワンコインなのにこのボリューム、そしてスープも付いてくるなんて!

丼の内容はご飯、赤いチャーシュー、ネギ、メンマ、茹でもやし、そして半熟の目玉焼き。油多めに揚げ焼きされたような目玉焼きのカリカリ感が良き。練がらしが付いた醤油ベースのタレを回しかけていただきます!

半熟の目玉焼きをつつくと、黄身がとろり

タレと卵の黄身がご飯に絡んで、うまっ…。白米のボリュームもたっぷり!

以前は400円で提供されていたようですが、さすがにこの物価高のご時世、値上げは致し方ないというもの。それでも500円でこれだけお腹いっぱい幸せになれるのは、ありがたい限りですね。

笑顔が素敵な三代目店主

お店の温かい雰囲気と活気の源は、三代目店主の野木発成さん。忙しいランチタイム時でも心温まるお声かけでお客さんを迎え送る姿が印象的でした。

「ご飯の量も多いので、気軽に声をかけてくれたら好きな量でお出ししますよ」と、気さくに笑顔で応えてくれました。

当面ワンオペにつき、提供メニューを限定しておられますが、卓上メニューや壁に貼られたメニュー札はオーダー可能だそうです。

(しかしながら周りを見渡せばほとんどの人が酔来丼を召し上がっておられました)

裏メニューの存在はここに...

そしてそして、噂にはきいていた裏メニューの存在。卓上のメニュースタンドの裏をご覧ください。

こんなところにひっそりと書いてあるなんて…! 店主の遊び心が垣間見える演出に、ほっこり。

裏メニューの「スペシャル酔来丼」は、卵もチャーシューもマシマシのデカ盛り丼。食べる量に自信のある方はぜひ、お腹を空かせてチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

酔来軒(すいらいけん)
住所:神奈川県横浜市南区真金町1-1
営業時間:11:00~18:00(材料がなくなり次第終了)
定休日:月曜・火曜

横浜市地域ライター(横浜市)

グルメや季節の移ろいを通して横浜市の魅力をお届けします。カフェ、喫茶店、そしてナポリタンが好き。本当におすすめしたいお店だけを紹介しています! 地域情報サイト「ロコっちセンター南」編集長/日本ナポリタン学会会員

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